うつぶき ~うつを克服し、その経験を力に変える~

うつ病・不安障害で療養中の私が、発症して感じたうつ病に対する考えや、うつ病を乗り越えるために自分が今実践している事、たまにはただのプライベート日記など、同じ病気と戦う方々と共に乗り越えていくための記事を綴っていきます。

休職から復職へのステップ

どうも、うつぶきです。

 

今回は、「休職から復職」について考えてみたいと思います。

 

私本人もまだある意味休職中の身であり、何度も休職と転職を繰り返しては失敗し続けている身でもあります。ただ、これだけの失敗を経験した中でこれから自分はどのように仕事への復帰を歩んでいこうか考えている内容を、休職から復職の一例と捉えて閲覧していただけたらと思います。

 

それでは、休職から復職のプロセスについて、紹介します。

 

 

①処方された薬を用量守って服薬しながら、よく寝て仕事と自分を切り離す

まず、病気で仕事を休む(退職する)ことになったら、何よりもうつ病を治す第一歩が寝ることです。

案外これができるようで出来ません。早く治さなきゃという焦りが生まれるからです。例えば休職期間が2が月とすれば、休職初日から2週間くらいは特に気にならないんですが、半分を過ぎたあたりから焦りが芽生えます。さらにブラック会社だと、体調を伺う電話も掛かってくるケースがあります。こうなってくると更なる不安が逆に襲ってきます。

もし、休職するのであれば、思い切って半年とか1年休んだほうが良いのかなと思っています。

ちなみに私の場合は、昨年12月で事実上クビの契約終了となったのですが、それ以前11月上旬から出勤していませんので、今日で休養期間が丸4ヶ月程経ちました。今はもう布団でゴロゴロするような事はなくなりましたが、休職してから2ヶ月間はほぼ毎日横になってました。ここまで長く休むのは実は初めてなのですが、今になって、やっと充実した休養を取れていると感じています。

 

②自分のやりたい事を始めてみる

大分自分の気持ちが軽くなってきたら、何か難しくない事を始めたり、元々興味のあった趣味を無理なく始めて見ると良いと思います。

これが、休職期間が短いと、ゆとりを持てず不安を抱えたまま無理やり趣味をしてしまうので、趣味をしている時間は楽しいんですが、やめた途端、より大きな不安や疲れに襲われる事もあります。

そして無理の無い程度にとどめる事も重要です。せっかくの休職期間で趣味や付き合いで無理をして結局休めていないというケースが一番最悪です。

まずはマイペースでやりたい事をする、これに尽きます。

 

 

③かかりつけの診療内科医・精神科医と相談して、復職のタイミングを相談する

私の予想で話しますが、復職時期について、しっかり医師と相談していますか?

私は今まで一度も相談していませんでしたが、今回はしっかり医師と相談しています。なぜなら、今まで医師のゴーサインの無いまま休職期間満了で強引に復職して、寛解へと向かった事がほとんど無かったからです。

そして、会社は精神疾患については、あまり前向きに向き合ってもらえないのも現状です。そしてこれはこれからもっと深刻な問題へと発展すると思っています。

理由はズバリ「人手不足」です。

これにより、復職プログラムみたいなものも制定されていない職場であれば、病み上がりだろうがすぐに現場にぶち込んでしまうわけです。会社も藁をも掴む思いで早く現場に人を補充したいのです。ぶっちゃけ、中小企業ならびに公務員は何処も精神疾患者へ配慮する余裕は無いと思って良いです。そのため、ゆっくり職場環境を慣らすことは出来ず、すぐさま休職、そして休職期間満了で解雇という悲しい流れになりやすいです。

私が今回正にそのパターンとなってしまいました。

なので、今回こそは復職、厳密には転職については非常に慎重に身構えてますし、その間の生活もありますので、どのような給付金を受け取れるのかだけは、体力を振り絞って確認しました。その結果、退職後も1年半は傷病手当金を受け取れるという事が分かったため、そのお金で何とかやりくりをしています。

もし、その後も復職が厳しい状況であれば、失業保険や障害年金生活保護を甘んじて受けるのも辞さないと思っています。私もその境遇に立ってしまった場合は、審査が通るまで大変らしいですが、しっかり生活保護を受ける覚悟もしています。こればかりは、生命にも関わる事ですので面倒だからとか後ろめたいからと言ってる場合ではないと思います。

そして、今はまだ、休んでいるという段階です。

 

④復職のめどが立ったら、自分は何をして社会に貢献したいか考え、実行する

いざ復職可能と判断されてからまずは、本当に自分は何をしたいのか考えていくのです。私の例であれば過去記事うつ病との向き合い方についてを参照していただければと思っています。

そして、自分の目指す道がはっきりしたら、ハローワークへ通って場合によっては就職支援プログラムを利用して技術を身に付けたり、独立に向けての勉強や作業を始めたりと積極的に社会復帰に向けて一歩ずつ歩んでいけば良いのです。

また、今の仕事を続けたいという答えになり、そのまま復職する場合は、まずは人事と直属の上司へしっかり相談をして、過剰に負荷を与えないよう業務内容を改善してもらったり、業務時間の契約を変更してもらったり、部署の移動をしてもらったりする事が大事です。うつ病寛解しても全く同じ環境に戻ってしまったらまず再休職は覚悟の上で働くしかないです。そうなってしまいそうな場合は私はすぐ同業他社へ転職しますね。

 

 

以上、私が描く復職へのプロセスを紹介しました。

 

現実問題、特にお金に対する支援については、このようにスムーズに進めていく事が難しいという人も多いと思います。しかしこればかりは、行政に自分の求める支援をしてもらうのを待つのではなく、自分から行政へ支援を請求するプロセスを構築していくしかないと思います。

 

結局のところ、社会にとって我々精神疾患者はお荷物なのが現実です。

その理由は先ほど述べたとおり、ほとんどの会社や行政に余裕が無いからです。

 

それであれば、今ある理不尽な社会のルールで我々がどうやって生き延びていくのかを前向きに考える時がどうしても必要になります。

 

それでも、せっかく授かった命です。どんなに苦労する環境が待っていようとも自分に優しく、そして自分にとって幸せな未来を築いていこうじゃないですか。

 

そして、幸せのベクトルは人それぞれ違います。お金持ちだって不幸な人はたくさんいます。この休職期間を最大限に生かしていずれ自分を最大限に発揮できるよう、今はゆっくり休養しましょう!

 

 

おわり