うつ病の療養とお金についての考え
どうも、うつぶきです。
今回はうつ病の療養とお金について考えてみたいと思います。
うつ病をはじめとして精神疾患をや精神障害を患うとどうしても仕事を満足にできなくなるというのが現実です。
しかも、最近は法律上の定年は引き上げられながら、大企業では黒字を上げていながらも45歳からの早期退職を募る、事実上のリストラをするくらいの現状です。
そういった現状で最近は広い年代で、一昔前なら家族を築いてバリバリ働いていそうな方々が、仕事におけるパワハラやモラハラにより体調を崩して休職や退職をしてしまい、お金に対して大きな不安に駆られ、なかなか病気の療養に専念できないのが現実ではないでしょうか。
実際のところ、病気による休職の場合は傷病手当金を申請できますし、精神障害であると国が判断した場合は障害年金も受け取れます。
さらに例えば契約社員等で会社都合で契約更新打ち切りによる退職となった場合は退職後からすぐに失業保険を申請することも可能になります。
どうしても金銭面において生活が回らないとなれば、最終手段として生活保護を申請することも可能なわけです。
そう考えると、療養生活をしている当事者側からすると生活が苦しいとは言ってても実際は申請をあきらめない限り全く食べれないというわけではないのです。
それでも私もそうですが、実際のところお金に関する意識としては家庭に対しても世間に対しても後ろめたさを感じているというのが正直な気持ちでしょうか。
その理由としては、
- 仕事ができない体だと思う自己否定
- 自立ができない自分に対する自己嫌悪
- 他者から恵んでもらっている後ろめたさ
- これから先生きてても辛いだけという思い込み
これらが挙がるのかなと思います。
要は、これから先、生きていても辛いという状況から立ち直れないままだと生きていること自体が苦痛であるという気持ちになるわけです。
そこで、一つ考えてみたいのですが、じゃあお金がある程度あるという状況であればうつ病は治るのでしょうか?
確かに一時的に生活に支障を与えないくらいの貯蓄があったり、肉親のスネをかじれるという状況であれば生活に困るという心配はなくなります。
しかし、結局それが理由でうつ病自体は治りません。
お金があるということ自体は療養生活をする基盤が安定しているだけであり、うつ病の療養そのものにはなっていないということになります。
実際にお金さえあればうつ病である自分を受け入れることができますか?
お金さえあればうつ病を治そうとモチベーションは上がりますか?
そんなことは到底ありません。
確かにお金は稼ぎ方や使い方次第で幸福感に多大な影響を与えるのは確かです。
しかし、うつ病を患ってしまうくらいであれば、もはやお金に対する幸福感を考える状況以前の問題であると考えます。
一つお断りしておきますが、だからお金は無くても大丈夫とは一言も言っていません。生活をするためにはお金が必要ですし、お金があれば気持ちの余裕は生まれますから。
ただ、うつぶきTwitterでは同じうつ病で苦しむフォロワー様が生活が苦しいという理由で辛いと嘆き続けるのを散見します。
ただただ苦しいと嘆き続けて辛い気持ちを刷り込む時間があるなら、自分の病気に対して何か手当を申請できるか調べてみるなり、生活自体は何とかなるのであればただただ辛い気持ちばかりに焦点を当てずに治すための生活改善に集中する事で多少なりとも病気の療養に対して前を向いて一歩ずつ踏み出せるようになるわけです。
生活習慣が改善してうつ病と向き合えるようになれば、仕事なり自立・お金稼ぎなりに興味を持つことができるようになります。
それで体調をかばいながら無理なく生計を繋ぐことができれば、たとえ生計がギリギリだったとしても充実な生活を取り戻すことが可能になるわけです。
他人の生活水準とは比べてはいけません。
他人と比べればいくらでも上がいるわけで、そんなのに構っていたらずっとメンタルが崩壊し続けます。
うつ病でずっと悩み続けているのであれば、まずは体調の改善と生活習慣の改善だけに集中して、自分の身の安全だけを考えれば良いと思います。
「生きてるだけで丸儲け」とまではいかなくても、毎日を生きることに集中すればいずれ勝手に年老いて今まで生きてこれたことに対して労える時がきっと来ると私は思っています。
うつ病で療養している時くらいは、お金ばかりに集中せず、うつ病と向き合う事に集中しましょう。
今回は以上です。
次回もよろしくお願いします。