うつぶき ~うつを克服し、その経験を力に変える~

うつ病・不安障害で療養中の私が、発症して感じたうつ病に対する考えや、うつ病を乗り越えるために自分が今実践している事、たまにはただのプライベート日記など、同じ病気と戦う方々と共に乗り越えていくための記事を綴っていきます。

書くことに対するメリット

どうも、うつぶきです。

 

今回は「書く」ということについて触れたいと思います。

 

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皆様は普段から「書く」という行為をしていますか?

 

書くといっても、ノートやメモ帳に書くこともそうですし、今の私みたいにブログやTwitterなどでタイピングするという方法もあるでしょう。

 

ただ、私は紙やノートに鉛筆やペンで書く方をお勧めしたいと思います。

 

そもそも、書くことによってどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

ざっと箇条書きしてみると、、

 

  • 自分が考えたり思ったりしていることを可視化できる
  • 自分の思いの淵を吐き出すことができる
  • 書くことによって記憶に残すことができる

 

このあたりがメリットになるかと思います。

 

大体は勉強やビジネス等の構想をするときに一度書き出すという行為をする傾向があるかと思いますが、うつ病の療養においても使いようによっては改善に貢献することができるものです。

 

 

これから私が紹介したい3つの方法については、主に夜寝る前に日記にして残す手法です。

あなたがやってみたい方法を選んで寝る前の15分程度を利用してうつ病改善への足掛かりになればと思います。

 

 

①1日の自分の良かったことを3つ以上箇条書きする

 

これは「ホメ療法」とも言われる方法です。

 

今日一日の中で自分の良かったことを3つ以上箇条書きして書き溜める事によってセルフコンパッション(自己受容)や自己肯定感を高めていく手法です。

 

ホメる内容も何かを達成したみたいな大きなことでなくて構いません。究極の内容として「きょう一日生きた」これも立派なホメる内容です。

 

ただ、できれば日々違った視点でホメることができると良いです。

そうすることでより広い視野で自分を見つめることが可能になります。

また、ほめ方のボキャブラリーを増やすことも自分を客観的に見る視野を広げる効果があります。これはホメたりネガティブな内容でも感情のボキャブラリーを増やすことで自分の感情を表現するレパートリーが広がるため、より詳しく自分を客観的に見ることができるようになりますよ。

 

 

②今日の時点で辛いと思っている内容を毎日書き留める

 

これは、どちらかというとうつ病の療養というよりは何か大きな目標を達成するときに使える方法になります。

これは先ほどのように自分をほめるのではなく、自分が今辛いと思っていることや、目標に対してぶつかっている壁を書き起こします。

 

そうすることによって、客観的に今自分が何に苦しんでいるかを整理することができます。

 

ただ、この方法が役に立つ瞬間は書いた時だけではありません。

 

この内容を書き溜めていき、しばらく月日が過ぎてから別の壁に当たった時にこの日記を読み返してみるのです。

 

そうすると、当時悩んでいた事と比較することができます。

壁にぶつかりながら一つずつ物事を乗り越えていると、例えば1年前の悩みを読み返してみたとき「今ならなんてことないのに当時はこういうことで悩んでたんだ」と自己の成長を知ることができます。それによって自己受容に繋げていきます。

 

ただし、ずっと同じ悩みに苦しみ続けている方にとっては、この方法は頭に刷り込んでしまうのであまりお勧めできません。

 

 

③きょう一日起きた事を書き、率直な感想や気持ちを紙に書きなぐる。

 

これは「筆記開示(エクスプレッシングライティング)」と呼ばれる方法です。

 

今、私も毎晩やっています。

 

やることは簡単です。A4くらいの紙を1枚用意し、その紙に今日起きた事や今の気持ちをポジティブな事ネガティブな事関係なく紙いっぱいに書きなぐっていきます。

 

このとき、紙にきれいに書く必要もありません。言葉を選ぶ必要もありません。

うれしい、楽しい、悲しい、つらい、嫌だ、なんでも結構です。

思ったことをバンバン書きなぐり続けます。

 

こうして吐き出すことによって、不安定な気持ちを整理することができます。

そのため、次の日に引きずることも少なくなりますし、感情を表に出すことが苦手な方は、少しずつ感情をあらわにすることもできるようになります。

 

言い換えれば、今のありのままの自分の感情を人にぶちまくのではなく、こっそり紙に書いて吐く方法なので、特にネガティブな発言などで他者に影響を与えることもありませんので非常にお勧めです。

 

 

 

以上、3つの手法を紹介しましたが、これらの方法は心理学的分野でもメンタルに対する効果が実証されており、私も実際やってみて特に睡眠においてぐっすり眠れるようになったと感じています。

 

「ただただ書くことだけでメンタル改善なんできるのか?」と疑問に思う方も多いかもしれませんが、思った以上に自分の気持ちを書き起こすことは自分の気持ちを整理して引きずらなくする効果が期待できます。

 

 

最後に、これらは数か月単位で継続して効果を得られるものです。

 

なので、1日15分くらいの習慣を継続するスキルを身に着けるという意味も含めて実施してみると良いかもしれません。

 

 

興味のある方はぜひ一度試してみてください。

 

 

 

今回は以上です。

 

 

次回もよろしくお願いします。