うつぶき ~うつを克服し、その経験を力に変える~

うつ病・不安障害で療養中の私が、発症して感じたうつ病に対する考えや、うつ病を乗り越えるために自分が今実践している事、たまにはただのプライベート日記など、同じ病気と戦う方々と共に乗り越えていくための記事を綴っていきます。

頑張り過ぎないために

どうも、うつぶきです。

 

今回は、「頑張る事」について考えてみたいと思います。

 

人は何かの目的のために日々頑張っています。私も、職についていた時は非常に頑張る傾向が強かったです。しかし、頑張って歯を食いしばれば自分の成長に繋がると思って仕事しても、最終的には、結果は実りませんでした。

 

まず、なぜ自分は頑張ってもだめだったのか考えて見ます。

 

①頑張る対象を間違えた

自分は、周囲の目が気になる人です。良い意味では気を配ったり、助け合ったりしているともいえるのですが、その反面、自分を後回しにしてまで人助けをしていたと思っています。

元々、自分よりは相手を優先しがちな性格でした。そのため、気を使いすぎて社会人になってからは自己顕示欲を失い続けたと思っています。自己顕示欲を失うということは、自信を失ってしまったり、相手に依存してしまったりするため、自ずと心に傷を付けていた事になります。自分のうつ病のきっかけもこの点に尽きるのかなと思います。

 

②完璧主義になりすぎた

どんな難しい仕事に対しても、周囲からのどんなお願いに対しても、完璧に完了させるという思いが強かったと思います。

良くある完璧主義なのですが、おそらく周囲としてはそこまでのパフォーマンスは求めていなかったと思うのですが、抜けやミスを恐れて、自分が納得するまで抱え込んでしまった事が、自分の頭をパンクさせてしまい、ストレスが溜まりに溜まって、あるときに爆発するという最悪のシナリオになってしまったと感じています。

 

③常に本気でやりすぎた

よく全力投球することを美学としている会社は多いと思います。私も、当時は何事も全力で取り組む事が全てだと思っていました。何も全力投球する事自体は悪いとは思いませんが、真面目で完璧主義な人にとってはこの全力投球が逆に自分を苦しめる事になります。

なぜかというと、トラブルが起きた時の余力がなくなってしまうからです。

生きていてトラブルが起きることは日常茶飯事です。しかし、目先の仕事に全力投球でやりすぎると、想定外の事が起きたときに息切れしてしまいます。そのため、パニックに陥り、最悪何も手が付かなくなってしまうのです。

 

 

私もそうだと思った方もいらっしゃるかなと思います。こうやって考えてみると、頑張りすぎる事は決して良い事ばかりでは無いということも理解して頂けたかなと思います。

 

 

それでは、頑張り過ぎないためにどう意識付け手行けば良いか考えて見ましょう。

 

 

①自分優先に頑張る

あくまで人生の主人公は自分本人です。自分を犠牲にするまで他人の事を優先する必要はありません。もし、他人のお願いを断れないという方がいらっしゃったら、まず一度、本来なら誰でも出来るだろうと思うようなお願いをされたら、忙しいと言って断ってみましょう。意外にも一度断ってもそれほど大きな影響は無いはずです。周囲の目を意識しすぎて自分を見失うのは、精神衛生上とても危険な事です。まずは自分を大事にしてから、余力で周囲に気を配る程度で、しっかり周囲に気を配っている事になるのです。

 

②80%出来れば合格と意識する

先程も述べましたが、会社は完璧なんて求めていません。自分が完璧にやらなければと思い込んでいるだけなんです。逆に会社が求めている事はスピードです。会社として求めている人材は依頼をしたらとにかくすぐに動き、進捗やトラブルについてすぐに報告しあいながら、協力してすばやく業務を完了することです。一人で1から10までやれとは誰も言っていません。これに気づければ、まず行動力が上がります。さらにミスする事を恐れなくなります。むしろミスする事がコミュニケーションや自身の成長に繋がるわけです。ミスは恐れるものではなく、成長のために経験するものです。

 

③普段は80%の力を本気とする

分かりにくい言葉で表現してしまいましたが、簡単に言えば、常に余力を残すという事です。よく考えてみてください。日常生活を100%で過ごしていたらいざという時に対応できなくなります。よく「火事場の馬鹿力」とは言いますが、現実この馬鹿力は普段は余力を残しているから、いざとなったときに普段以上の力が出るんです。

常に20%の余力を残し、普段は少しゆとりがあるくらいの仕事のしかたをするくらいで丁度良いんです。常に背伸びしすぎたらいざという時に息切れしてしまいます。

 

 

以上、頑張りすぎないためのコツを3点挙げさせていただきました。

 

特に日本は頑張る事が美徳と思いがちです。しかし、特にお金持ちの人たちを観察してみると、思った以上にゆとりがあるように見えませんか?

 

普段から真面目過ぎなくても生活は出来るわけです。

 

 

頑張りすぎているなと感じた方は、一度ゆっくり自分を見つめなおして、自分に優しく生きていければと願い、本日は締めさせて頂きます。

 

 

おわり