うつぶき ~うつを克服し、その経験を力に変える~

うつ病・不安障害で療養中の私が、発症して感じたうつ病に対する考えや、うつ病を乗り越えるために自分が今実践している事、たまにはただのプライベート日記など、同じ病気と戦う方々と共に乗り越えていくための記事を綴っていきます。

メンタルを鍛えることについて

どうも、うつぶきです。

 

今回は、メンタルを鍛える事について考えてみたいと思います。

 

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以前にある記事で、高いインプレッションを得たツイートがありました。

 

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高いインプレッションとはいえ、3000程度の内容ではあるのですが、それでも精神疾患や障害を持つ人にとって、メンタルを鍛える事がいかにハードルの高い事と意識しているかが垣間見れた事実だと思います。

 

私も、昨年の暮れから本格的なうつ病の療養生活を始めて今月で10ヶ月となりました。

 

今年に入り、多少なりともメンタル改善の考え方を勉強しようと思い、精神科医が書いた著書や心理学の著書を読み漁ったり、同じく精神科医や著名人が挙げる医学や科学、心理学に基づく情報発信の動画を数百本くらい見てきましたが、それらの内容から私が結論づいた事は、

 

精神疾患にならないように普段からメンタルを鍛える生活習慣をするべきである。

 

ということでした。

 

しかし、私も含め、このブログを読んでくださる皆様はすでに精神疾患や障害になっている方々でしょう。

 

すでに皆様も感じている事だと思いますが、一度精神疾患や障害を患ってしまうと乗り越えること自体が非常に難しいものになっていきます。

 

大体、医者やカウンセラーに診察を受ければ大体の方が言う事が、

 

  • 昼夜逆転の生活を改善しましょう
  • 考え方を切り替えてください
  • 運動をしましょう
  • 趣味を見つけましょう

 

といった、改善策が多くなると思います。

実際これらもメンタルを改善する習慣作りとして間違いでは無いとは思うのですが、これだけでも非常に高いハードルだと感じる人が多いのが現実なのではないでしょうか。

 

これに加え、更にメンタルを鍛えるといった考え方になると、色々な習慣改善が必要になります。

 

自分が触れた中で、メンタルを鍛える対策の例をざっと挙げると、

 

  • 今の自分を受け入れる
  • 毎日自分の気持ちを吐き出す
  • 適切な睡眠時間を取る(7時間前後がベストらしい)
  • 食習慣を改善する
  • 適度な運動や筋トレをする(午前中の散歩や数十分の短時間の有酸素運動等)
  • 勉強(インプット)と実行(アウトプット)を繰り返す
  • 不要や毒となる習慣を切り捨てる(不要な習慣から有効な習慣に入れ替える)
  • 身の回りの物を減らし迷わない環境を作る
  • 常に行動し、反省してより良い選択をする
  • 常に一つの事に集中する
  • ネガティブな情報を遮断する

 

等々、挙げればキリが無いくらい沢山の視点からのメンタル鍛錬方法があります。

 

こういった情報を知って感じた事は、結局メンタルを鍛えるための生活はスポーツ選手と同じ位の厳しい生活改善トレーニングを毎日続けて、更に筋トレのように一つずつこれ等の行動を持続できるよう負荷を上げていって、ちょっとしたことにもめげない体作りをしなければならないのかなと感じてしまいました。

 

私の悪い癖である「あるべき論」で述べてしまいましたが、しかしこれがメンタルを鍛える事の現実であると私は感じています。

 

結局は「こういった習慣が出来なければメンタル疾患になるよ」といわれている気分になりました。

これを仕事の現場に例えれば「会社で生き残るにはこれだけの事が出来ないとクビになるよ」といわれているのと同等だと私は感じています。

 

 

そう感じてしまうと、精神疾患や障害を患う人にとっては病気を治したり改善したりする事に対する希望も失いがちになるのかなと感じます。

 

 

それでも、メンタルを強くしたいという願望があるのであれば、まずは何か一つの改善策にこだわって、ゴールまでのやることを細分化してみるのが良いのかなと思います。

 

 

たとえば、運動に焦点を当ててみましょう。

 

先程の医師が勧めがちだと挙げた散歩から取り入れていけば良いのです。

 

まだ外に出ることすら辛いと言う方もいらっしゃると思うので、散歩をするまでのステップを、

 

  1. 家の中で窓際に立って朝日を浴びる
  2. 外に出て日差しを1分浴びる
  3. 家のある区画を1週する
  4. 少し早足で歩く
  5. 散歩コースを長くして10分、15分、20分と徐々に散歩時間を延ばす
  6. 30分くらいの散歩を継続する

 

と、こういった流れで細かいステップを作り、最終的にゴールとなる6番の習慣を継続できるように日々のステップを登る事を習慣化していけば良いのです。

 

※せっかく散歩の話をしましたので、過去記事でうつ病と散歩について挙げていますので参考にしていただければと思います。

 

 

最後にまとめると、メンタルを鍛えるという事は結構な覚悟や忍耐が必要となるものです。

 

あまりメンタルを鍛える事にこだわりすぎて自分の負荷を過剰に上げることだけは避けたいですが、こうした学問が証明する手法は例外が有るものの基本は間違った方法で無い事は確かなので、自分が出来る事から始めていって少しずつ自分の生活をメンタルを強くする生活に変えていけば良いと思います。

 

特に精神疾患や障害で療養しながらメンタルを改善するようにしたいのであればやることを細分化して出来ることから少しずつ始めるという習慣を身につけていきましょう。

 

 

今回は以上です。

 

次回もよろしくお願いします。