いい人過ぎる方へ
どうも、うつぶきです。
今回は、「いい人」について考えてみたいと思います。
周囲に気を使ったり、自ら配慮したりできる方って集団の中にいたりしますよね?しかし、特に会社内のいい人って結構突然仕事に来れなくなったり、辞めてしまったりしていませんか?
いい人でいることは、目先で考えれば良い事でしかも、気楽なのですが、時間が経つにつれ、自らを追い詰め、最悪仕事が出来なくなることもあります。
私も、その典型例でした。
一見いい事尽くめである、いい人キャラがなぜ逆に悪いのか、いくつか理由を挙げてみます。
①周囲の目が気になる
周囲に気を使えるということは、常に自分の事を考えていません。周囲の顔色をうかがいながら生活している事になります。よって、自分の仕事が手に付かなくなったり、人にどう思われているか気になってしまいます。よって、自ら周囲に支配されてしまう感覚に陥ってしまうのです。
②要望を断れなくなる
いい人の傾向でわりと世話好きな方が多いのかなと思います。世話をする行為自体は、本人の心のゆとりを生む行為なので本来はメンタルにもいい事なのですが、特に基本的に器用に物事をこなす事ができる人は、何でも出来なければならないというプレッシャーを自ら感じてしまう事にも繋がりかねないです。
そうすると、周囲の要望は特にこ答えなくてもいいはずなのに、答える事が義務と考えてしまいます。そうなると答えられなくなった時に急に気持ちが沈んでしまう可能性が出てくるのです。
③雑用係扱いされる
②の要望する立場の話になりますが、上司はともかく、同僚や先輩、場合によっては後輩からも、「彼は何でも言う事を聞いてくれる」と認識した途端、ちょっと頑張れば自分でも出来る事まで何でもお願いされるようになります。
そうすると、当然自分の仕事は止まり、要望を答えた後にまた戻るとどこまで仕事をしていたか分からなくなったり、仕事の時間も削られていくので、どんどん効率が下がってしまいます。
仕事の効率が下がれば当然自分を追い詰める結果になる可能性もあるので、心に負担を掛けてしまいがちになります。
④自分で抱え込みがちになってしまう
仕事は一人でやる事ではないのですが、いい人に頼むときの心理として、他の人に頼めないから頼まれるといった傾向があります。よって、頼まれた側からすると、自分でしか出来ないんだといった思い込みをしてしまう事もあります。
どう考えても、他の人にお願いしたほうが早いのにとも思われる内容でも、自分で調べて自分で解決しようとしてしまいます。
しっかり解決し切れれば、経験として自分の糧となるのですが、逆に要望が積もり積もってしまうと自らを追い詰める結果となります。
以上4点挙げてみました。これらの要因の共通点は常に相手目線で行動してしまうという事です。よく、思いやりの出来る人は相手へ配慮ができるという良い面がありますが、度が過ぎると、常に相手に対して受身に行動してしまい、自分のやりたい事がわからなくなるとともに、過剰に負荷をかけてしまうので、残業する時間が増える事により、自分の時間を持つ事ができなくなってしまいます。
すると徐々に、自我を失い始め、特に仕事がうまくいかないときに自分を責めたり、自信を失ったり、溜まったストレスがあるとき突然爆発し、人間関係に亀裂が入り、自分が人に頼めなくなるといった、辛い状況に陥ります。
これらの要因が精神疾患へと繋がっていくのです。
こうやって考える事ができれば、いい人に対するリスク管理が出来るようになると思います。
では、いい人をやめるにはどうすればいいのか考えてみましょう。
まず、とにかく断るという事に慣れるのが一番だと思います。
誰も、要望には絶対にこたえなければ行けないわけではないのです。そうであれば、自分が手が離せない、もしくはわからない事に無理して引き受ける必要なんて無いんです。
そして、会社の人間関係を意識しすぎない事です。
あくまで、会社内での関係です。社内で八方美人でいる必要はありません。特に自分に課せられている本来の任務があるのに、ムダに雑用ばかりしていると、頑張っているのに上司の評価が下がるといった不甲斐ない結果を産むこともあります。とにかく本来の自分の業務を最優先することです。
普段からいい人過ぎるなと感じた方は、まずは自分を大事にする事を優先するのです。自分軸をしっかり持っていれば、周囲に振り回される事なく、本来の良いパフォーマンスを出せるはずです。
そして、無理なくゆとりのある仕事環境を自らキープするようにしましょう。
おわり