うつぶき ~うつを克服し、その経験を力に変える~

うつ病・不安障害で療養中の私が、発症して感じたうつ病に対する考えや、うつ病を乗り越えるために自分が今実践している事、たまにはただのプライベート日記など、同じ病気と戦う方々と共に乗り越えていくための記事を綴っていきます。

休職中の意識付け

どうも、うつぶきです。

 

 

普段から、今を大事に生きることを推奨していますが、では、特に休職などで長期の療養中に時間をより有効に利用するためにどのような意識をすればいいのか、私の見解でお話したいと思います。

 

 

まず、うつ病などで休職を指示された直後は何も考えたくない気持ちでいっぱいだと思います。この場合は休むしかありません。こればかりは動けるようになり、何かしら考える事ができるようになるまで休むことが大事だと思います。

 

ある程度考えられるようになってからが大事です。体を治してから自分は何をしたいかを少しずつ考えるといいでしょう。

まだ、考える事ができるようになった直後なので、ネガティブな思考がまだまだこびりついている状態だとは思います。

 

そこで、まずは一度今の仕事の事は切り離します。

次に2,3個で構いません、今後の進路の選択肢を作ります。

 

例えば、

・在籍している会社に復職して仕事を抑えながら働き続ける

・在籍している会社を辞めて転職活動を始める

・在籍している会社を辞めてフリーランスになる

 

といった感じでざっくりと今後の進路の選択肢だけ設けて、療養を続けます。ここではまだ選択肢に対して決断しないで結構です。さらに、思いついた事があれば選択肢を増やしても減らしても結構です。これはあくまでぼんやりとした今後の計画案として捉えてください。

ここで、この計画案にあわせて徐々に生活の改善や今後のための知識を身につけ始めるのです。

生活の改善については健康的な日常を過ごすために習慣化するよう心がけます。

もう一方で今後の知識を身につけることは、あくまでお試し感覚でやって良いです。それで興味を持てるようになったら体の負担の無い程度で、より深く勉強すればいいのです。場合によってはセミナーや講演にも足を運んでみるのも良いでしょう。

 

こうして、少しづつ、今後の進路の矢印を調整し始めるのです。もし、会社を辞めるという考えが強くなったとしても、いきなり辞める勇気はなかなか持てないですよね。その場合は復職はしつつ新しい道への準備をしながら、負荷を抑えて仕事をするというのもありだと思います。(何度も言いますが、負荷を与えすぎて体だけは壊さない程度ですよ。)

 

このように、復職後の進路を少しずつ意識する事が出来れば、うつ病はより早く快方に向かっていくと考えます。

 

私の所感ですが、休職をただ、体を休める事だけに集中している方が本当に多いと思います。

そういう方に限って、体が休まらないとか、復職に自信が持てないとネガティブな感情が拭いきれないまま復職します。

すると、すぐにうつ病が再発し、再度休職や休職期間満了で解雇という状況となり、より自分に自信が持てず絶望の淵に立たされる可能性が上がります。

 

うつ病を患うくらい追い詰められるまで辛い思いをしてきた事に対しては、休職期間を利用して労いましょう。

しかし、その後、また生計を立てるために行動する時が待っています。ここをないがしろにしてると、いつまで経ってもうつ病は治らないと思って良いと思います。

 

一度辛い気持ちに晒された環境に戻るのは、やはり怖いです。そこで、自分が負担にならないように工夫して環境を変えてしまえばいいのです。

 

 

 

今後の進路の意識付けを、今まで全く意識しないで療養生活をしていた方は、頭の片隅で結構ですので、少しずつ意識を持ってみては如何でしょうか。

 

 

 

おわり