うつぶき ~うつを克服し、その経験を力に変える~

うつ病・不安障害で療養中の私が、発症して感じたうつ病に対する考えや、うつ病を乗り越えるために自分が今実践している事、たまにはただのプライベート日記など、同じ病気と戦う方々と共に乗り越えていくための記事を綴っていきます。

人間関係に悩む方へ

どうも、うつぶきです。

 

今回は、「人間関係」について考えてみたいと思います。

 

人生を送る上でまず避けて通れないのが人間関係ではないでしょうか?

家族関係・学校関係・仕事関係・友人関係

公私関わらず人間関係は付きまとってきます。

 

私は、人間関係においては、そこまで悪いものでは無いのかなとは思いますが、元々我慢して溜め込んだり、相手のことばかり気にして、いい人のフリをしていたのかもしれません。

 

ちょっと自分もどんな人間関係を築いていたか振り返ってみます

 

家族関係:夫婦は普通に良好です。お互い譲りあう性格のため、喧嘩もほとんど無いですが、自分が今療養中で稼ぎ自体は嫁頼りになっている事について後ろめたく感じています。

親子関係は、非常に悪いです。自分の事は絶対という父親の元で育ったため、親の押し付けにストレスを溜め込む日々で、親の目を気にしながら生活する日々でした。ただ、その中でもテレビゲームと麻雀だけはこっそりやっていたという感じです。大人になってからも、自分のうつ病に対して理解をしてはもらえず、しばらくは親の目を盗んで仕事を休むということが多かったですが、最近ようやく理解を得ることができ、今はこうしてゆっくり休みながら自分の習慣を見直しているという段階です。

 

学校関係:

小学校:ときはいじられキャラという名のプチいじめに遭ってたと思います。一人仲間はずれになることはないにしろ、割と自分が我慢することも多かったですし、女子からもバイキン扱いされることもしばしばありました。 

中学校:小学校時代のような陰険な感じはなく、親には受験勉強を強要されていましたが、そのストレス発散のためか、親に隠れては不良仲間とも仲良くなり、ゲーセンへ行ったり麻雀をやったりと受験勉強そっちのけで遊んでいました。割と楽しい時代だったと思います。

高校:親元を離れるために大学受験に必死で、それほど生徒同士の付き合いは悪くなかったものの、商業高校だったのにもかかわらず、大学受験勉強をしていたため、どちらかというとちょっと浮いてる感じでしたね。今でこそ、高校時代のような人間関係が大人になっても出来たらよかったなと思ったりします。

大学:実家生活での鬱憤を晴らすが如く最低限の勉強だけして、後はサークル活動とゲームと麻雀に浸ってました。サークル団体の会長もやってたためか、サークル間の付き合いも多く、友人も非常に多い時代だったと思いますが、今は2,3人しか親交はありません。もしかしたらこの時から、周囲の目が気になるようになり、後の仕事関係の話に繋がるのかもしれません。

それでも、大学時代が一番幸せだった時期だと思いますね。

 

仕事関係:大学時代とのギャップと、不健康な勤務体制だったために、まず自分が心労気味になります。さらにミスなくしっかり仕事をしようという真面目さと完璧主義が災いし、ミスに対するストレス耐性がなくなっていきます。そうなると、最初は笑顔で上司や先輩、同僚に振舞っていたのも、だんだん億劫になり、挨拶すらしなくなります。こうなると、相談も出来なくなり、自分で仕事を溜め込んでしまうため、余計自分にも業務にも負荷がかかります。また、真面目であるということは、上司先輩に対しても、悪いと感じたことに抵抗することもあり、なかなか信頼関係を築くことも出来ない人間でした。その割には、自分には相談しやすいオーラみたいなものがあったのか、逆に相談されることはよくあり、最初はぱっぱっとこなせたものの、要求が溜まってくると、どうしても、抱え込んで憂鬱になり、最後は休職や退職して溜まった仕事を放り投げるという最悪のシナリオを何度も経験してきました。

よって、相手を意識しすぎていたため、無理な仕事を断ることも出来ず、また相談することも怖くなり、最終的には腫れ物扱いされて、クビになるといった感じでした。今思えば、職場で働くことに向いてない体質だったと思っています。

 

友人関係:仕事で浮いてた人間関係を友人と遊ぶことで埋めてたという感じだったので、それほどトラブルは少ないと思うのですが、自分から人をたくさん集めては尽くしてしまう傾向が強く、性格の合わない人と接することに対して自分が意識しすぎている部分もあり、あるときは揉め合いになり、あるときは、冷戦のままフェードアウトするといったことも度々ありました。ちなみに自分と仲良くしてくれる人はどちらかというと向上心が強い人が多いのかなと思います。ちなみに大人になってからの趣味は、ダーツやポーカー、格闘ゲーム、最近は麻雀が中心で、技術力を上げるような遊びが好きなため、自然と自分に集まる仲間はストイックな人が多い気がします。

 

 

以上、思ったより長い内容となってしまいましたが、ここで自分の人間関係の傾向をまとめると。

 

親含め目上の人に対して:良い人に思われようとばかり考えて、周囲の目ばかり気にしすぎた

友人や同僚に対して:幼少期のプチいじめが原因で周囲に配慮しすぎたり尽くしすぎたりする傾向が強い

夫婦に対して:割と性格が似ているため、良好なまま続いている

 

といった感じでしょうか。

 

自分の人間関係を例にあげながら、特に大人になったときにどういう人間関係でいることが望ましいのか、自分の見解は以下になります。

 

①自分は自分、他人は他人と割り切ること

これは親に対しても一緒です。血縁関係であるとはいえ親も他人です。私は親の命令に逆らえず、常に受身に行動していたため、職場の人間に声を掛けることを恐れ、自分軸で行動が出来ずに、社会から放り投げだされたと思っています。

どんなに上司や親の命令だろうが、話だけは聞いて行動するかは自分で判断していいのです。辛い状態で仕方なくやる仕事は、最後までやり遂げることが難しいです。逆に自分の意思で引き受ける仕事というのは、やるとなったら、最後までやり遂げられるものです。

 

②気が合わない相手とは無理に近づかず、距離を置くこと

いろんな性格の人間がいます。どんなにすばらしい人格の人間でも、人によっては気に入らないと思う人もいるんです。どうしても気が合わない相手を自分で変えようと思っても無理です。これは①と被るんですがやはり他人は他人なのです。

八方美人のように、誰からも嫌われないようにと思って人と接することは、相手にばかり意識して恐れているのです。

それであれば、自分軸をしっかり持って、それについてきてくれる人と仲良くなり、合わない人とは関わらないのが一番いいのです。

私は、友人関係ではこのポリシーを貫いていたと思うのですが、仕事関係では八方美人だったと思います。だから、相談やお願いが集中してしまい抱え込んでいたのだと思います。

 

割と長々した内容でしたが、結局のところ人間関係において悩まない最大の秘訣は、

 

「自己中心的になること。」

 

これに限ります。

周囲の目なんて気にしないで良いんです。犯罪じゃないのであれば思い切ってクレイジーなことやっても良いんです。

あなたの行動に同感できる仲間だけ大事にすればいいんです。

 

私もまだその気がありますが、うつ病や不安障害を抱える方は、友人や知り合いの関係を切ることには抵抗がありますよね。

それは相手を大事にしたいという思う幻想であって本当は失う事を恐れているんです。

あまりに人にばかり目が行き過ぎると自分に当てる時間もなくなるどころか、孤独になったときに何をしていいのか分からなくなります。

 

もし、人間関係に悩みがあるのであればその原因となる相手を突き止めて、思い切って距離を置くのです。

 

今の私は、結構荒療治ですが、会社勤めと縁を切り仕事関係の人間関係を思い切ってきる覚悟をしています。

 

私も10年以上うつ病と付き合った経験からの意思なので、揺るぎはありません。

失敗しても何とかなるだろうと楽観的に捉えて、今は療養しながら今後の進路を突き進む準備をしています。

 

私は今はどん底とも言える位の谷ですが、社会人になってから今が一番吹っ切れていますよ。

 

 

皆様も私ほどの吹っ切れ方ではないにしろ、一度人間関係の断捨離をしてみては如何でしょうか。

 

 

おわり