うつぶき ~うつを克服し、その経験を力に変える~

うつ病・不安障害で療養中の私が、発症して感じたうつ病に対する考えや、うつ病を乗り越えるために自分が今実践している事、たまにはただのプライベート日記など、同じ病気と戦う方々と共に乗り越えていくための記事を綴っていきます。

類は友を呼ぶ

どうも、うつぶきです。

 

今回は、「類は友を呼ぶ」のことざわを元に人との付き合い方について考えてみたいと思います。

 

 

今回再度人間関係について切り込んでみた理由として、友好関係はどのように築かれるのかをまとめてみようと思ったためです。

 

以前の記事で自分は自分、他人は他人、他人軸で悩むのであれば、自己中心的になりましょうといったことを述べました。

 

人間関係に悩む方へ

https://utsubuki-mental.hatenablog.com/entry/2019/03/04/122338

 

とはいえ、友人を持つことは自分の支えにもなりますし、お互い助け合うと言う意味でもかけがえの無い存在になることは間違いありません。

 

では、友好関係ってどういう性格の人と結ばれやすいのでしょうか?

それが今回題名とした「類は友を呼ぶ」になるのです。

 

基本的に、友好関係を結びやすい人は、考え方が近い、興味関心が同じといった部分が非常に強いと思います。そのため、友人と一緒に過ごすと気を使う事が少なくなりますからそれだけ心地よい関係となっていきます。

 

しかし、日時が経ち、徐々に互いの考え方にズレが生じてきた時に、摩擦が起きはじめます。摩擦が起きても、お互いを認め合って歩み寄る事が出来ればさらに固い絆で結ばれる事となるのですが、そのまま摩擦が強くなってしまうと最悪仲たがいとなってしまいます。

 

どんなに近い性格の相手でも、どこかで考え方の違いというものはあるわけです。これを認める事ができるかできないかで人との付き合い方に大きな違いが生まれてきます。

器の大きな人というのは、相手に対して気になる事があっても認める事ができる人です。ある意味、本当に自分軸のぶれない人だと思います。

当然どうしても相手のここが生理的に無理と言うのであれば、それ以上距離を近づける必要は無いと思いますが、せっかく同じ趣向を持つ仲間を築く事ができたのであれば、親友とまでは行かなくとも、相手と合わない部分を認めて良好な関係を保つのも一つの方法なのかなと思います。

 

話は変わりますが、これが仕事上のつながりとなると大きく考え方が変わります。

 

仕事上における「類は友を呼ぶ」は趣味趣向でのつながりでは無く、同じ目的を目指せる人を仲間として扱います。性格や考え方などは基本的に度外視で、目的を達成する事ができればある意味、友として扱われているだけの事です。

 

結局のところ、仲間の素性や感情、考え方についてはドライな関係であり、例えば、仕事の悩みを打ち明けたとしても、表向きでは理解しているように見せかけて、本心は何とか前向きに仕事をしてもらえるように尻を叩いているだけというのが現実です。

もしも、考え方が一致している仕事仲間であれば、こちらの気持ちに真意に受け止めてもらえるかもしれません。しかし、本来は利益集団として集まっているだけの事ですから、基本的に互いに気が合わないのは致し方ないものだと解釈できると気が楽になります。

 

しかも、精神疾患で休職したり退職して職場を離れると、腫れ物扱いしてくる人も出てきます。この事実を知ってしまうと腫れ物扱いされた方は非常に憤りを感じると思います。勝手な想像ですが、私が精神疾患で辞めた会社の上司はおそらく私にダメ人間のレッテルを張っている事でしょう。(過去に退職した人の悪口を平然と職員に話していたため)

しかし、そのような事を言う人間はそもそも精神疾患に対する考え方が違うので初めから歩み寄れない相手だと認めてしまえばいいのです。

相手としても、精神疾患を持つ人間とは歩み寄れないと開き直っているので、自分から距離を置く前にすでに相手から距離を置かれているのが現実です。そんな相手に、憤りを感じるだけさらに自ら精神的に傷を負ってしまう事になります。

 

自分と同じ考え方を持てない相手に対しては、どんなに仕事上の付き合いであろうとも歩み寄れない存在であると開き直るしかないのです。なぜなら、仕事上の関係は本当の意味での「類は友を呼ぶ」集団ではないのですから。

 

仕事上の関係となるとどうしても職場で無理なくで働き続けようと、自分の病気について理解してもらいたい気持ちが大きくなっていきますが、(経営者や出世に執念の強い人に多いと思うのですが、)病気を理解できない人にとっては、個々の事情を訴えてくる相手に対して、余計にうっとうしい存在になってしまうのが現実です。

 

まずは、仕事の人間関係というものを許し、仕事仲間は友達ではないということを認める事が出来るようになるまでは、ゆっくり療養するか、全く理解ができないような環境であれば、転職するという手段も辞さない腹づもりでいるくらいが一番心の負担を和らげる事ができるのではないかと思います。

 

仕事とプライベートの友好関係を同じものと考えすぎると、特に仕事のメンタル面において傷つきやすくなります。まずは公私の人間関係をしっかり切り分ける心構えを育てていければと思います。

 

 

以前に人間関係に関する記事も綴っていますので、こちらも参考にしていただければと思います。

 

人間関係に悩む方へ

https://utsubuki-mental.hatenablog.com/entry/2019/03/04/122338

 

 

おわり