真面目過ぎて辛くなる方へ
どうも、うつぶきです。
今回は、「真面目」について考えてみたいと思います。
かく言う私も、真面目気質です。振られた仕事について、きっちり最終形になるまですべて自分で解決したり、人からお願いされたことは断らずに受け止める方です。
そして、極力人に頼らないで自力で解決するすべきだということをモットーにしていたと思います。
この考え方が正に自分をうつ病・不安障害にさせた最大の原因だったと思います。
詳しい原因は以下3つのことが挙げられます
①完璧を求めすぎた
完璧を求めるということは、仕事を振られたときに、最終形がイメージできないと、どうすれば良いのか分からなくなるのです。当時、振られる仕事の傾向としては「あなたのスキルで何とかしてほしい」といった内容が大半だったため、最終形をイメージできる仕事は、漏れなく完了できたのですが、イメージできない仕事は、どんどん溜まっていく一方でした。
また、完璧を求めるということは、途中でつまずいたときに臨機応変な処置が出来ないのです。そのため、進まない進捗を報告することに対して非常に不安を覚えてました。
②人に頼ることが出来なかった
おそらく今でも、自分の仕事は自分で完結するという硬い性格だと思います。なので自分には難しい工程を他の人にお願いしたり、聞いたりすることに抵抗がありました。
例えばネットとかで対策を自分で調べることが出来れば問題なかったと思うのですが、会社独特のやり方とかは当然ネットで調べることは出来ません。
私自身そこまでコミュ症というわけではないですが、仕事の相談となると相手も忙しいと意識が行き過ぎて、相談しずらいと思ってしまう、いわば相手中心に物事を考える性格だったため、分からないことをそのまま溜め込んでしまう習性がありました。
③断ることが出来なかった
先ほどの相手中心に物事を考えるに正に相当するのですが、相手の相談に真摯に受け止めすぎたというのも一つの原因です。
特に30代で転職すると、即戦力として扱われます。そして、採用理由の大半が抜けた穴の補強という名の業務改善要求です。
そのために自分が抜擢されたと考えすぎたのが悪かったのか、お願いされた雑務はまず断らなかったです。そして、出来る限り完璧に作業を遂行していました。そのため、「うつ武器さんならやってくれる」というレッテルが貼られ、どんどん仕事が溜まっていく一方でした。前向きに考えれば信頼されていると思えるのですが、仕事を溜め込み、職場に憂鬱になるにつれ、面倒なことは私に押し付ければ良いといった感覚に不満を抱いていてました。
これらを踏まえて、真面目であるということが自ら不安を溜め込むこととなり、うつ病・不安障害を患うきっかけになったと思います。
では、この真面目を脱却するにはどうすればいいのでしょうか?
また以下3点挙げてみます
①完璧を求めず、まず出来たものを上司に提出する
このご時世、仕事、特に解決事に求められるのはスピードと効率です。
アーティストみたいに時間を掛けて完璧なものを求めていません。
自分で出来たと区切りと付けてすぐに上司へ提出するのです。当然未完成ですから、上司から指摘が入ります。その指摘を解決してまた提出し、指摘が無くなったら晴れて任務完了です。
完璧を求めず、上司とブラッシュアップしていくほうがコミュニケーションを取れるので人間関係も良好になって行きます。
②分からなかったらすぐに相談する
まずは分からないことは有識者へ相談するんです。相手が忙しそうだから声を掛けにくい、そんなこと言ってられません。分からないものは分からないんですから、堂々と相談して良いんです。相手に気を使っているように見せかけて、逆に大丈夫だろうかと相手を不安にさせてしまいます。
また、相談すること、指摘を受けること自体は悪いことではなく、むしろ正しい方法を学ぶ良い機会なのです。
仕事を学べて、コミュニケーションも取れる。分からない時こそステップアップのチャンスなのです。
③手が離せないなら断る
断ることも仕事の一つです。
相手に最善を尽くすことはすばらしいことです。しかし、自分が最善ではないときに相手に尽くすのは如何なものでしょうか?
普段真面目に取り組む方が、ただの1回断るくらいで人間関係なんて崩壊しませんし、出来ない事を無理して受けることで出来ずじまいになってしまったほうが、むしろ悪い結果になってしまいます。
お願いする側も、無理であれば別の人に頼むか、手が空くまで待つんですから、すぐには無理だと判断すれば、堂々と断って良いんです。
真面目になってしまう理由として、自分中心ではなく相手中心に考えてしまうという問題があります。
仕事はあくまで会社のためにやるのではなく自分のためにやっているということを心に留めながら、少し肩の力を抜いて、ゲーム感覚でやってみると少しは不安も解消すると思いますよ。
真面目から陥る不安を解消する一つのヒントになれば幸いです。
おわり