うつぶき ~うつを克服し、その経験を力に変える~

うつ病・不安障害で療養中の私が、発症して感じたうつ病に対する考えや、うつ病を乗り越えるために自分が今実践している事、たまにはただのプライベート日記など、同じ病気と戦う方々と共に乗り越えていくための記事を綴っていきます。

信用と信頼の違い

どうも、うつぶきです。

 

今回は、「信用」と「信頼」について考えて見たいと思います。

 

f:id:utsubuki_mental:20190618134938j:plain

 

ツイッターでも信用と信頼の違いについて何度かツイートした事があります。

 

まず一つお聞きしたいのですが、あなたは家族や友人を信用してますか?それとも信頼してますか?

 

ちょっと考えてみましょうか。

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

もし、家族や友人を信用しているのであれば、ちょっと問題があるかもしれません。

 

では、本題に入るとして、そもそも、信用と信頼とはどういう意味でしょうか?

 

信用 : 人を信じて用いる事

信頼 : 信じて頼ること、頼りに出来るとして信ずる事

Google辞書より引用)

 

一見同じようにも見えますが、結構違います。

信用は人を利用しています。信頼は人を頼りにしています。

 

要は利害関係が有るか無いかの違いなんです。

 

信用関係は言い換えれば自分の人生の為に利用する関係なので、よくあるビジネスの関係性はこれに準ずると思います。

よって、もし、何か互いに不利益や問題が発生した時は自分の立場を守るために相手を叱責したり、最悪関係を絶つこともあるでしょう。

 

逆に信頼関係は、互いに信じあっている仲です。言い換えれば絆が該当するのかなと思います。

そう考えると信頼関係というのはそう簡単には結ばれるものでは有りません。

このご時世、夫婦や家族でも信頼関係でいつまでも結ばれているというケースが減っているのではないかと思います。(だから離婚率も上がっているのかなと)

 

 

・信用関係のメリットデメリット

かといって信用関係が悪いものであるというわけではございません。

生きていく上で、お金を稼ぐ必要があります。

基本的によっぽどなスーパーマンで無い限りは、一人で事業や業務を全うする事は難しいものです。

なので、信用関係というものはあらゆる方面で構築したほうが生計には困らなくなります。

ただ、あくまで信用関係は利害関係なので、自分がつまづいてしまった時に冷たく見放される事も多々あります。

あくまで信用関係で結ばれる人間関係はその人本人の性格が好きではなくその人の能力が好きなだけです。

よって生計を立てるために信用関係を結びたいから、何か成功や達成を掴もうとしたりスキルを身につけようとするわけです。

また、辛くなった時も精神論や根性論で無理に乗り越える傾向もあるので、うつ状態になった時のような、この考え方についていけない状態になった時は一気に信用が失われる危険性がはらんでます。

 

 

・信頼関係のメリットデメリット

信頼関係においてはあくまで相手と利害関係を結んでいるわけではなく、互いに支えあっている仲です。

なので、互いに助け合える仲なので普段から一緒にいても安心で楽しいと思いますし、ちょっと悪い事をしてしまっても叱咤激励しあいながら許しあえる仲とも言えます。

なので、特にうつ病で辛い時は信頼関係のある仲間がいるだけでも大きく気持ちの負担が軽減されます。

うつ病を理解してもらえる相手であれば尚の事だと思います。

 

但し、信頼関係を結ぶ感覚で信用関係を結ぼうとすると返って信用されなくなります。なぜならうつ病のように働けなくなったら、助けてもらえず、お払い箱にされるわけですから。

よって、信頼関係で生計を立てることは難しいわけです。

 

 

いかがでしたか。

 

まとめますと、

 

信用関係を結ぶなら、利害が一致して互いにWIN-WINの関係を結べる人を沢山持ち、もし、問題や裏切りがあっても割り切って次の相手を探すくらいの意識で結ぶと良いです。

 

信頼関係を結ぶなら、人数は少なくていいので、友人の中でも特に互いに分かり合えるかつ、互いに支えあいながら成長し合える相手を見つけると良いです。当然家族も信頼関係で結ばれているほうが良いです。

 

 

信用も信頼も生きていく上で大事な要素です。

どちらか一つしかないという状況だと、もしかしたら信用関係の場合はそれでも生き抜く人はいるかもしれませんが、どちらにしろ息苦しい人生になります。

 

なので一番良いのは双方をバランス良く持つことです。

 

ただ、うつ病になると信用関係は崩れます。

であれば、うつ病の療養中の時は一旦信用関係から距離を置き、信頼できる人と手を取り合って克服するのがいいと思います。

 

信頼関係はそう簡単に途切れません。そして信用関係は一度崩れようがまた新しく構築する事も出来ます。

 

まずは信頼できる仲間と一緒にうつ病を克服していきましょう。

 

 

今回は以上です。

 

次回もよろしくお願いします。

精神の安定に対する発言について

どうも、うつぶきです。

 

 

昨日はちょっと、自分も憤りを感じるツイートがあったのでその件について触れようかなと思います。

 

ツイートそのものを晒す気はありませんが、事の発端は、ある人の恋人や友達を選ぶ時の基準に関するツイートでした。

 

簡略して話すと、「恋人や友達を選ぶなら、精神の安定している人と付き合ったほうが良い。精神が安定しているか?という目線で人を選ぶのは役に立つ」といった内容のツイートに10万オーバーのファボと3万以上のRTが付きました。

 

まず一つ言いたいのは、恋人や友達を探す基準としては人それぞれ考え方がありますから、精神が安定していない人と離れることに対しても反対はしませんし、我々も根性論や精神論をぶつけてくるような相手とは離れる傾向があるので、特に基準そのものに対する反論はありません。

 

しかし、Twitterというある意味公共の場でしかも心理療法をベースにした情報発信をしている人が、精神の安定している・していないと差別するのは何事かと思いました。

 

しかも、その発言に10万オーバーのファボと3万オーバーのRTがあったわけです。

ある意味、ファボした人は勇気を持って発言してくれたと称えている事でしょう。

 

やはり精神疾患に対する偏見や差別というものの実態が浮き彫りになったツイートだと思います。

案の定、レスには賛成するものと反対するものとで真っ二つに別れ、私も思わず引用RTで反論してしまいました。(拡散すべき内容ではなかったのにも関わらず、どうしても許せなくて引用RTしてしまった事には反省しています。)

 

 

もし、今回のこのツイートに対して、賛同する方がこの記事を見ているのであれば、これだけは意識してもらいたいです。

 

 

あなたはずっと精神を安定し続けられるのですか?

 

もし、友人や恋人の心が病んでしまったらすぐに切り捨てるのでしょうか?

実際フォロワーの方の中には本人がうつ病精神疾患を患ったことにより仲違いになって友人が離れたり離婚したという方もいらっしゃるようです。

しかし本当の友情や絆はこのように苦しんだ相手に対しても手を差し伸べたり、協力したり、見守る事が出来て結ばれるものなのではないでしょうか。

 

確かにここまで意識できる相手はそう簡単に見つかりません。だからこそ親友は1人2人いれば十分だといわれる理由になるのですが、こういった精神の安定に対する偏見を持って生活していると恐らく一生本当の友情や絆を結ぶ事など出来ませんし、いずれ家族を持ったとしてもそれは信用の関係で、何か家族が病気になったとか辛い思いをしたという時に手を差し伸べられませんし、その時は家族や友人と縁を切りますと言っているようなものです。

 

ここまで前置きが長くなりましたが、それは逆にあなたが精神が不安定になってしまった場合、周囲に切り捨てられてもいいと覚悟しているのでしょうか?

 

そこまで腹を括って周囲と関わりを持っているのであれば何も言いません。

それは我々のような精神疾患を持つ人にはならない自信があり、そういった病気になる事が信じられないと言っているのと同じなのですから。

 

しかし、これだけははっきり言います。

 

精神疾患を患う可能性が0%という人はいません。

 

人間ストレスの無い人生などまずあり得ません。

必ず色々なストレスに晒されながら生活しています。もしも全くストレスの無い生活を過ごしているとしても、小さなことでもトラブルに晒されることがあれば誰でも精神疾患を患う可能性がはらんでます。

例えば病気・被災・死別を含む別れなども大きなストレスになり得ます。最近毎日痛ましいニュースを見るじゃないですか。まさかこれ等の事件を他人事だと思って、私は大丈夫だと思ってませんよね?

 

こうした突発的な出来事一つで人間は精神的に追い込まれるものです。

 

かといって、そうなったらそうなったでどうにかなると考えることについては何も反論はありませんが、単純に誰しもがなりうる精神疾患に対して、頭ごなしに差別する事、しかもそれを正しいと拡散する事に、大きな憤りを感じました。

 

こうした考えが蔓延している限り、今後も精神的に追い込まれた人に対して差別や格差が広がり続け、生きる事に対して更に困難な世の中になってしまいます。

 

もはや、日本人の大半が自分の身を守ることに精一杯で他人の事まで考えられませんという現実が浮き彫りになった出来事だと思います。

 

 

どんな人間と付き合っていくかは自由です。

ただ、まだまだ精神的に弱い人間を差別する社会である事が残念であり、これからはこういった精神的にマイノリティな人間が胸を張って前を向いて歩けるような社会になったらいいなと願うばかりです。

 

 

今回は以上です。

 

ちょっと、締めが雑だったかもしれませんが、私の憤りを書きなぐらせて貰いました。

 

次回も、よろしくお願いします。

うつ病と仕事の捉え方

どうも、うつぶきです。

 

今回は、仕事に対する捉え方や姿勢について私なりの考え方を綴りたいと思います。

 

 

f:id:utsubuki_mental:20190613115534j:plain

 

 

まず、そもそも、なぜ仕事をするのでしょうか。

いくつか箇条書きをしてみると、

 

・義務だから

・生活の為

・仕事をする事が常識だから

・人の役に立ちたいから

・お金を稼ぎたいから

・業務が好きだから

 

等々、この質問だけにおいても人それぞれ理由は違うと思います。

 

 

逆に仕事が嫌になる理由はなんでしょうか。

 

・人間関係による不安や苛立ち

・過負荷に対するストレス

・業務の不適正による辛さ

・つまらないから

・楽したいから

・面倒だから

 

こちらもかなりの触れ幅はあるものの色々な理由があるのかなと思います。

 

これ等のやる理由と、嫌な理由が組み合わさった上で仕事に対する考え方が構築されていくのかなと考えます。

 

 

先程挙げた、やる理由と嫌な理由について箇条書きで書きましたが恐らく大まかにタイプを分けると上3つと下3つに分かれるのかなと思います

 

やる理由の上3つを Aタイプ:義務としてやっている

やる理由の下3つを Bタイプ:目標としてやっている

嫌な理由の上3つを Xタイプ:ストレス・過負荷を抱える

嫌な理由の下3つを Yタイプ:怠惰による

 

 

皆様はやる理由と嫌な理由がどの組み合わせのタイプに該当しますか?

ちょっと考えて見ましょうか。

 

 

 

 

 

 

少し考えて頂いたところで、おのおののタイプに対する特徴を挙げてみたいと思います。

 

 

 

①A・Xタイプ 義務としてやっていてストレスや過負荷を感じる

 

これが一番うつ病になりやすく辛い状況かもしれません。

やらなければならない、でも辛くて出社できない。典型的なうつ病を発症しやすい状況です。一応憲法では「勤労の義務」というものがあります。しかし、ただ辛いまま仕事は出来るというのであればまだしも、うつ病は体が動かなくなる体の病気でもあります。

この部分を理解出来る人と出来ない人に大きく分かれます。

特に理解し合えない相手として、全く同じA・Xタイプで出勤は出来ている人とか、この後出てくるA・Yタイプ、義務として捉えていて面倒と思うタイプについては、「みんな我慢しているんだよ」と同じ土俵に引きずり出してマウントしてくる人が多いのではないかと思います。

意外にもうつ病に対して一番マウントを仕掛けてくる相手は同じ境遇の人間である可能性が高いです。

 

 

 

②A・Yタイプ 義務としてやっていて仕事が面倒

 

このタイプは意外とうつ病になりにくいです。

逆にこれ等の気持ちが強すぎるとニートになってしまうのですが、これくらいの軽い気持ちで仕事が続けられる人は、案外自分のペースを守ったり、楽をするために一時的に効率的な仕組みを作ってから後は仕組みに任せて仕事をしているフリをする事も出来ます。

また、色々なストレスや過負荷に対しても、やらなきゃという姿勢はとらずに適当に流す事も出来るので案外仕事の人間関係や任務においてもさばさばと対応でき、自分の居場所を作るのも出来てしまったりします。

なので、うつ病に対しては怠惰と貶してしまったりする傾向が強くなります。

 

 

 

③B・Xタイプ 目標としてやっていてストレスや過負荷を感じる

 

このタイプはA・Xタイプまで行かなくとも、うつ病になりやすいタイプと言えます。

割と完璧主義な方はこのタイプになるのかなと思います。

業務に対しては楽しいけれど、これもあれも意識しなければならない、また、この仕事も周囲に任せられないから自分でやらなくては…、と自分を追い込んでしまうタイプになります。

やる気はあるけど、あるべき論で頭がガチガチに固まって行動が出来ないパターンですね。

恐らく私もこのタイプになると思います。

結局、どんなに好きなことでも、協力や息抜き、丸投げといった自分をケアする行動が出来ないと自己がつぶれてしまいます。

また、自分が混乱してしまうと、「なんて自分は何も出来ないんだ」と追い詰めてしまう傾向もあるため、まずは与えられる仕事を抱え込みすぎない事、また状況的にすぐにやる事が難しいと判断した時はしっかり断ったり、他の人にお願いしたりするようにして、どんどん自分の責務が増えてしまわないようにする事が大事です。

 

 

 

④B・Yタイプ 目標としてやっていて仕事が面倒

 

このタイプが一番うつ病になりにくく、しかも一番成功する可能性も高いタイプとも言えます。

まず一つ、目標としてやっているのに仕事が面倒という事は、徹底して効率的な方法を模索して、実行します。

そのため、成功すればその方法をブラッシュアップしながらどんどん楽して稼ぐ方法を構築していきますし、ダメだったとしても、元々面倒なのでとっととあきらめて次の方法を模索します。

また、仕事が面倒という事もあり、人に頼ることに対しての後ろめたさもありません。

なので、事業主や管理職で長年続けられている方にこの傾向があります。

堂々と人に頼ることも出来ますし、自分のできることと出来ない事をを整理して出来ない事についてはあきらめることも得意です。

そのため、非常に合理的な行動をとるのである意味行動力もあるようには見えますが、その行動により色々な人に負荷を与えたり、無理をさせたりすることにもお構いなしと考えてしまうため、冷徹に見えたり、パワハラモラハラまがいな行動をしてしまう傾向もあり、度が過ぎるとサイコパス・ナルシスト・マキャベリスト等の非社会性人格障害の可能性も出て来ます。

 

 

いかがだったでしょうか、皆様はどのようなタイプでしたでしょうか?

どのタイプにおいても良し悪しはあります。

 

しかし、これ等のタイプについてうつ病に対して理解しあえるタイプや理解しあえないタイプに別れがちである事も事実です。

 

全ての人間が自分の辛い境遇に共感できるか否かは自分から理解してもらおうと意識するものではなく、相手の理解度ですべてが決まってしまいます。

 

まずは、仕事に対する考え方に付いては自らの体調と周囲の理解と相談しながら、仕事をセーブしたり、理解してもらえる環境に移動するなどの工夫も必要になってきます。

この工夫については会社がやってもらえるのであればラッキーなもので、大抵は意識してもらえないものです。

会社も人を守る余裕は無く、自分の身は自分で守るという実態の典型だと思います。

 

仕事が原因でうつ病になったとするのであれば、まずは療養し、考える余裕が出てきたら今の仕事の環境についてよく考えてみる事が大事だと思います。

 

自分の体が壊れてしまったら仕事すら出来ません。

 

まずは、仕事をする体作りと環境整備を意識して頂ければと思います。

 

 

 

今回は以上です。

 

次回もよろしくお願いします。

自然な振る舞い

どうも、うつぶきです。

 

今回は、自然な振る舞いってなんだろうか考えてみたいと思います。

 

f:id:utsubuki_mental:20190604103522j:plain

 

そもそも、まず精神疾患を患うきっかけを軽く話すと、学校、仕事、交友関係で自然と輪に入れなかったために無理に相手に合わせ続けた結果、あるタイミングで意識の違いや相手に合わせてた心疲やストレスにより、前向きな気持ちを殺してしまい、体調不良を患うといった流れになります。

 

よって、よく「私も我慢してるのよ」とか「みんな一緒なんだから」と健常者からまくし立てられる事もあるかと思いますが、その業務に対する我慢は同じかもしれませんが、その同じ我慢に対する耐性は人それぞれ違います。

 

これに対して、健常者は「我慢が足りない」とゲキを入れてしまうのです。

 

特に、仕事に対する考え方となると、その職業のプロとして働かなければならないという意識が強くなるので、余計忍耐とか根性とかの言葉を使いがちです。

 

 

これは結構色々な場面でてくる言葉ですが、精神疾患者は本当に我慢や忍耐が足りないのか?という問いについては、

 

むしろ精神疾患を患う人の方が我慢して耐えている

 

と私は考えています。

 

この意見は結構健常者とぶつかる内容ではありますが、ではなぜ健常者は同じ我慢に耐えられるのでしょうか。

 

人によっては汗水たらして歯を食いしばって努力したという人もいるかもしれません。

しかし、大抵はその我慢や忍耐を自然と受け入れられたからに過ぎないと思っています。

 

実際今の職場の実態はどうなってますか?

 

年間社員の退職率が5%を切るような優良な会社って今ありますか?

あくまでブログの記事ではございますが、ここ10年の平均離職率は15%前後らしいです。その中でも、6割以上が一身上の都合による退職。

 

参照元

https://raorsh.com/heikinrisyokuritsu

 

こういったストレスや精神疾患による退職は休職期間の満了などの就業規則による理由で無い限りは今後の転職に不利になるからと囁いて会社都合での退職を免れようとするケースが多いです。

それでもその会社で勤めて20年30年という古株はいるものの、10年前後という人は逆に少ないというイメージがあります。

 

今の働き方が代わりつつあるという実情もあるとはいえ、大半は仕事の過剰な負荷や人間関係のストレス、パワハラモラハラによる精神的ダメージによる退職が大半でしょう。

 

これだけの障壁がある上で数十年同じ職場で仕事を続けられる人には共通点があると思います。

 

その仕事が好きでやっているか、ストレスに対して無理のない耐性があるかどちらかです。

 

結局普段通り自然に振舞って仕事が出来ていると言うわけですよ。我慢我慢と他者には押し付けてて本人は何も我慢していないんです。

 

この格差を埋めることはどうしても難しいです。

職場の環境に上手くマッチしたか、もしくは小さな頃からこういったストレスを抱えにくいメンタルを育てられたかといった、本人がそれまでの人生で晒されてきた環境からの格差があるわけですから。

 

これから先、精神疾患を患って休んだ身としては、自分に負荷を与えずに生計を立てる工夫が必要になります。

 

たとえば、これから先の生活水準に対して工夫して生きることもそうですし、何か副業を始めて本業の収入と合わせた安心できる収入を構築するのもアリだと思います。

 

不自然な我慢をして給料だけ高いブラック会社で働いて身体を壊したら結局同じ不安を繰り返す事になるだけです。

 

たしかに、我慢は時には必要な時もあると思います。

 

しかし身体を壊すまで我慢をする必要はありません。

 

多少はギリギリな生活を強いられるかもしれませんが、自分に過剰な負荷の無い自然な振る舞いが出来る生活が一番幸せな生き方だと思います。

 

仕事からのお金、確かに幸せを得るためには必要な事ではありますが、身を滅ぼしてまでその幸せにすがるほうが逆に不幸になると考えます。

 

最後に、

 

自分に正直に、自然体で生きましょう。

 

 

 

今回は以上です

 

また次回もよろしくお願いします。

うつ病が治るまでに掛かる期間の話

どうも、うつぶきです。

 

今回はうつ病の療養期間について触れてみようと思います。

 

f:id:utsubuki_mental:20190524113240j:plain

 

よく、うつ病は3ヶ月とか半年で治るという考えを持つ方が多いですよね。

しかし、皆様実際にうつ病を患ってから今までどれくらいの期間が経過してますか?

 

恐らく短くても1年、2年、長い方では20年以上と言う方も珍しくないと思います。実際私も最初にうつ病と診断されてから、今まで14年経過しています。

 

そうなんです。

 

うつ病はよっぽど効率的に療養が出来たとしても1年未満で治る事はまずありません。

 

確かに以前のうつ病は投薬と療養で治るケースも多かったです。

まだ、今みたいにうつ病が表向きには出てなかった頃、うつ病を患う傾向にある人は高齢者や40代50代の方に多くみられました。そして、その原因も主に過労や身体能力の低下による気持ちの沈みから発症する事が多く、適切な投薬と療養で治るケースが多かったそうです。

このケースにおけるうつ病のことをメランコリー親和型と言います。

 

しかし、今うつ病を患う方はどういった原因で患った傾向にあるのでしょうか?

 

幼少期、少年期、青年期における虐待、いじめ、親や先生からのモラハラパワハラ、ネグレクト等や、社会人になってからの会社のパワハラモラハラや多重労働、社会に対する不適合に対するストレス、またトラウマになるほどの事件や災害等の被害によるストレス、結婚に対するストレス、女性においては出産におけるストレス、両親の介護に対するストレス等々、ストレスにおける原因を挙げればキリがありません。

 

それだけ実際にストレスに対する耐性も落ちたとも言えますが、逆に言えばそれだけストレスが蔓延していてこれ等を跳ね除けるのに皆が精一杯なため、優しかったり、真面目だったり、我慢強い方々が跳ね除けあってるストレスを抱え込む事によってうつ病を患っているものだと感じます。

今みたいな傾向でうつ病を患う方々はこれ等の原因から一時的に解放された時、意外と普段通り行動できることもあります。

 

私も恐らくこの傾向でうつ病を患いましたが、こうした、外部からのストレスが要因で患う傾向にある、イマドキのうつ病「非定型うつ」といいます。

※他にも多々うつ病の病名は沢山ありますが、今回はこの非定型うつを前提としてお話します。

 

この非定型うつは発症と寛解を繰り返しやすく、結局は治らずじまいというケースも多々あります。

 

これは私の経験や推論でお話しますが、この非定型うつについては原因となるケースは多々あれど、大まかな完治へのプロセスはほとんど同じものであると思います。

 

私が考えるプロセスは以下です。

 

▲▲▲ 非定型うつ病克服のプロセス ▲▲▲

 

①まずはうつ病によって動けなくなった体を動けるようにするため、病院へ診察し、投薬と睡眠で体を治す。

※以後通院と投薬は⑦の自立が出来るようになるまでずっと継続する

 

②体が多少動けるようになったら、うつ病になって出来なくなった最低限の生活習慣を少しずつ取り戻す。

 

③家であれば体が動く位体調がよくなれば、今度は少しずつ外出することで、外部と触れ合うことに慣れると共に散歩等の多少の運動も取り入れ、体力作りをする。

 

④大分普段の生活の支障を克服できるようになったら、現状の生活環境について見直し、うつ病の原因となっていたことに対して距離を置くか和解するか、何かしらの解決へ導く。(うつ病の原因克服は①のタイミングでやるべき場合もある)

 

うつ病の原因を解決した状態での生活に少しずつ慣れていき、余裕が出てきたら今後自立するための計画(復職・転職・自営等)を医師に相談しながら立てる

 

⑥体調や思考が安定し、医師からも復職の許可が出次第、⑤で計画したことを行動に移す

 

⑦実際に自立する事が出来て、元気だった頃のように生活を送る事が出来るようになって初めてうつ病完治

 

---------------------------------------

 

 

いかがでしょうか?

これだけのプロセスを3ヶ月とか半年以内に出来ますか?

 

はっきり言います。無理です。

 

よくありがちなのが、途中で強引に復職や転職をして、うつ病療養のプロセスの続きをやるというケースです。

この場合、会社がうつ病に対して理解を得てもらえるのであれば仕事をしながら治すことは可能かもしれません。

しかし、例えば会社が原因でうつ病を発症したのであれば、高確率で再休職に追い込まれます。

なぜなら、うつ病を患った原因を解決できていないからです。私も過去に何度も休職と復職・転職を繰り返し続けました。

 

仕事をする事によって安心感を得られるのでその方が良い方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そのケースは極めて稀で大半の方は仕事とうつ病の原因を同時に抱えることは困難です。

 

もし、お金の問題でどうしても復職しなければという考えに陥ってしまう方はしっかり傷病手当金等の給付金や失業手当について相談して経済的に不安のない地盤を固めてからゆっくり療養生活が出来る環境を作る事も大事です。

 

まずは、うつ病は3ヶ月や半年程度で治るような病気ではないと言う事を意識して、焦ることなくゆっくり療養していければと思います。

 

 

今回は以上です。

 

次回もよろしくお願いします。

職場のパワハラ・モラハラに悩む方へ

どうも、うつぶきです。

 

ふと、上司のパワハラに病み始めている方のツイートにたどり着き、自分の過去の経験から感じた事が沸々と溢れ出したので、パワハラに悩んだまま働き続ける方々へ、いろいろと伝えたいと思います。

 

※本当はTwitterで完結したかったのですが、長くなりそうなのでブログにさせて頂きました。

 

f:id:utsubuki_mental:20190515125113j:plain

 

 

恐らく、実際に悩まされている本人は気付いていると思いますが、職場のパワハラモラハラは真正面から受け止めると確実にメンタルが傷つきます。

 

 

意外とパワハラ等を振るう側の人間は自分の粗悪な行為に気付いているものです。
しかし、営利優先の考えからそういった態度を取ります。
なぜなら、そのやり方で今の地位を築いたからです。

 

ですからパワハラを振るう本人も直す気はありません。

 

これはあくまで持論ですが、パワハラ等を振りかざす人はもはや精神疾患もしくは障害を患っていると私は解釈しています。

それくらいパワハラ等を振りかざす人は、成果に対する不安と葛藤と嫌悪で蝕まれていると考えています。

また、会社についても、どんなに性格に問題があろうが、利益を出している人にたいしてはいくらパワハラモラハラを認めようが、目を瞑ります。

承知かとは思いますが、理由は、その人に制裁や解雇をしてしまうと会社の利益が減るからということと、そういった問題が発覚した時に会社のイメージダウンに繋がるからです。

 

三者目線からして、このようなパワハラに晒されて、会社でも対応をする意向が見られないのであれば、すぐに辞めてしまった方がいいですよと思うのですが、意外とパワハラを受ける側にもすぐに辞められない理由がいくつかあるわけです。

 

一つに、辞めた後の生活に対する不安です。

せっかく、しばらくの間勤めてきた会社を辞めることとなってしまったら、転職の苦労が待っていたり、生活水準が下がってしまう不安を抱えてしまいます。

また、すでにパワハラ精神疾患が見え始めている状態で焦って転職活動をしてしまうと、更に自分を追い込んでしまうため、本格的な病気に発展してしまい、仕事自体に手が付かなくなる可能性も見えてきます。

 

もう一つに、自分が欠けてしまった後に対する会社への不安です。

このような劣悪な環境で仕事を辞められないということは、責任感のある真面目な方であるという事になります。

真面目な方は、自分が辞めてしまったら、この会社はこの先どうなってしまうんだろうという心配を意外と抱きやすくなるものです。

それだけ、会社自体が嫌いというわけではないのですから、できることであればそのまま残って、貢献したいという気持ちはあるわけで、このような心配に繋がりがちになります。

 

まだまだ、人それぞれ固有の理由やその会社特有の理由というものもあるかとは思いますが、大きく分ければこの二つになるかと思います。

 

 

もし、今、パワハラモラハラですでに疲弊しきっていて、今にも倒れてしまいそうな方へ声を大にして言わせていただきます。

 

 

仕事よりも体を第一に守ってください。

 

 

体は資本です。

 

自分の体を壊してしまったら、仕事どころか生活まで出来なくなります。

最悪死に至る可能性すらはらんでいる状態なのです。

まずは今のあなたがその状態の瀬戸際まで追い詰められているという事を受け入れてください。

そして、もし、出勤が出来なくなってしまったり、普段の生活にも支障をきたしている事を自覚しているのであれば、すぐに心療内科・精神科にかかり、適切な治療もしくは診断書を発行してもらい、療養を始めてください。

 

また、会社での立ち振る舞いについてですが、さすがにすぐに仕事を辞めましょうとは私からは言えません。

人それぞれ勤めている会社に対する思いというものは少なからずあるはずですし、生活水準が大きくぶれるような発言は私からは出来ません。

しかし、今の環境を改善しないまま我慢し続ける事は、冗談ではなく身の危険を感じるべきことです。

パワハラをする相手に直接訴える事は無理でしょうから、更に上の上司、もしくは人事へ相談をするべきです。

ブラック会社でなければハラスメントに関する相談機関を設けているはずです。まずは今のあなたの状態をしっかりと訴え、職場の配置転換などをお願いし、体を蝕む対象から距離を置くこともしっかり考えて頂きたいです。

 

 

職場におけるパワハラモラハラの問題は後を絶ちません。

私も地元に戻ってからはパワハラモラハラがはらんだ会社を転々とし続け、最終的には解雇されてしまった身分です。

しかし、ある意味そのおかげで今はしっかりと療養するための環境を構築する事が出来ましたし、仕事に対する考え方や健康を維持する考え方に対して大きく視野が広がったと感じています。

一旦、自分の健康を守ることを意識して会社、そして今の劣悪な環境をどう振舞うべきなのか考えてみてください。

 

 

今回は以上です。

 

また次回も、よろしくお願いします。

我慢の限界

どうも、うつぶきです

 

今回は我慢の限界について考えてみたいと思います。

 

f:id:utsubuki_mental:20190514110619j:plain

 

 

精神疾患を患う人たちに対し、理解の出来ない心無い人達が揃っていう事は、

 

「我慢が足りない」

 

と言う事です。

若干脱線はしますが、当時父親(DV・パワハラ毒親)は「我慢も金のうち」と言ってた事があります。

それだけ我慢する事自体が生きるための義務や手段だと考えていたのだと感じます。

 

ただ、では精神疾患を患う人は本当に我慢が足りないのでしょうか?

 

 

はっきり言います。答えはNOです。

 

 

逆です、精神疾患を患う人ほど我慢している傾向があります。

もし、我慢せずに仕事をしないのであれば、それはただのニートです。

 

では、なぜ同じ、もしくはそれ以上の我慢をしているのにもかかわらず、平気でいられる人と精神疾患を患う人と分かれるのでしょうか?

 

原因は色々あると思いますが、いくつか挙げると、

 

・従事している仕事が苦手で向いていないため、社内でパワハラモラハラの的とされ我慢の限界に達する

・幼少期・少年期から親からDVやネグレクトをされ、すでに我慢が限界なので職場や学校生活の我慢まで許容しきれない

・幼少期・少年期からいじめを受け、人間関係に対する我慢をすでにしているため、職場や学校での我慢が耐えられない

・家庭内でのパワハラモラハラ・DV・育児も我慢しているため、職場での我慢が許容しきれない

 

今、4点挙げてみましたが、一つ目の仕事が向いていないと言う事については我慢の仕方の問題であります。ただし、残りの3点については我慢の限界そのものの問題になります。

 

それぞれのケースにおける我慢について私なりの見解を述べます。

 

 

・従事している仕事が苦手で向いていないため、社内でパワハラモラハラの的とされ我慢の限界に達する

 

まず、仕事が不向きな場合のケースですが、いくら上司や先輩方も同じくらいの我慢をしているとはいえ、実際のところ、そうした上司や先輩方は効率よく最小限の我慢しかしていません。

 

我慢という言葉は、別名で「忍耐」と言う言葉に置き換えられます。

忍耐という言葉に置き換えれば、耐えるために「努力」をするということに繋がります。

 

先程言った効率の良い我慢と言うのは、言い換えれば効率よく努力したという結果に過ぎないのです。

日本は資本主義であり、成果主義の社会です。特に今は少子高齢化により人手不足であり、より効率よく実績を上げる事を求められます。

この効率の良い努力の仕方は理論上では効率的かもしれませんが、その仕方自体に向き不向きが生まれてしまうわけです。

 

もし、効率よく仕事が出来なくても、社内での居場所を確保できているのであれば、そこまで我慢を蓄積することはありません。

しかし、どうしても仕事が出来ない社員に対してパワハラモラハラで追い詰める上司や先輩は存在します。

このような人間に対して、器用にスルーができないと我慢の限界に達して、精神疾患を患うことになります。

単純に仕事の負荷が大きくなりすぎたと言う事例もあるかもしれませんが、それでも生き残る社員がいると言う事は、負荷を大きくしすぎないためにスルーする技術があるからなので結局効率よく努力が出来ているという事になるわけです。

 

もし、会社の方針に対して効率よく努力が出来ない場合は、精神疾患を患う前に転職を考えたほうがいいかもしれません。

心の健康は体の健康に繋がります。体の健康に害が及んでしまえば、仕事自体にも従事できなくなるため、逆に自分の首を絞めている事にもなりえます。

 

 

・幼少期・少年期から親からDVやネグレクトをされ、すでに我慢が限界なので職場や学校生活の我慢まで許容しきれない

・幼少期・少年期からいじめを受け、人間関係に対する我慢をすでにしているため、職場や学校での我慢が耐えられない

・家庭内でのパワハラモラハラ・DV・育児も我慢しているため、職場での我慢が許容しきれない

 

 

これ等に至っては、職場や学校云々の問題以前の話になります。

 

そもそも、ある意味では既に大きなハンディキャップを背負っている状態です。

このようなハンデを抱えてしまうと、社会に出てからちょっとしたことでくじけがちになります。なぜなら、すでに大きな我慢を背負っているからです。

 

こうした過去、もしくは現在進行形で背負うプライベートでの我慢については会社が立ちいる事はしません、というより出来ないです。

会社はあくまで営利集団です。社員のプライベートが原因で仕事に支障をきたしているとしても、それに首を突っ込んでくれるような上司はほとんどいないものですし、結局のところ能力不足としてうつ病になり、休職・復職を繰り返しつつ、最終的には退職・解雇に至るケースが多いかと思います。

事実、私はこのケースと先程の努力の仕方の誤りの半々が原因で前職が解雇に至ったと考えています。

 

このように、事前にハンデを背負ってしまった場合は、予めそのハンデの原因について何かしらの解決をするしかないのかなと思います。

 

どんなに効率的な仕事をするにしても、一定量の努力が必要になる事は否めません。

 

その努力のための我慢が出来ないのであればその元凶をしっかり断ってから気持ちを新たに仕事に接するしかないと思います。

プライベートの人間関係のため、和解が出来れば一番スッキリすることではありますが、最悪断捨離をする決断に迫られる事もありえます。

私は親との関わりから距離を置いてようやくうつ病克服のスタートラインに立てました。

もし、こうした家族・友人関係におけるトラブルで仕事が手に付かない場合は一度勇気をもって相手と向き合い、解決して頂ければと思います。

かくいう私も、親と距離を置けるまでに10年以上掛かっています。親や家族に至っては、ある意味一生付きまとうので本当に辛い事です。

 

 

以上が、私なりの我慢の限界に対する考えですが、双方において精神疾患になってしまった方へ最後に言いたい事は、

 

 

自分の努力不足・我慢不足でうつ病になり、周囲に迷惑を掛けてしまったと自己卑下しないで下さい。

 

むしろ、自分はここまで我慢した、努力したんだと労ってください。

 

うつ病は自分を責めがちになります。しかし本当は人一倍頑張った結果なんです。

自己を追い詰める必要はありません。まずは頑張った分しっかり休んで少しずつ本来の生活リズムに戻っていける足がかりとして参考にしていただければ幸いです。

 

 

今回は以上となります。

 

次回もよろしくお願いします。

うつ病と散歩

どうも、うつぶきです。

 

今回はよくありがちな話題ですが、うつ病の克服に散歩は有効と言いますが本当なのか?私の経験談含めてお話したいと思います。

 

f:id:utsubuki_mental:20190510153416j:plain

 

 

まず、散歩の科学的な効果をおさらいしますと、

 

・日差しを浴びることにより、副交感神経のセロトニンを生成する効果がある

・リズム良く歩くことにより、セロトニンを活性化させる

・多少息が上がるくらいの有酸素運動をする事で体力をつける事が出来る

・運動によるダイエット効果も期待できる

 

よって、体力がつき体形を維持しながら体を休める副交感神経を活性化できるという効果が期待でき、うつ病運動療法として推奨されているものです。

また、セロトニンの分泌は朝行われるため、極力朝の天気がいい時に実施した方が効果があります。

余談ですが、セロトニントリプトファンという物質から生成されます。

トリプトファンは食物から摂取する事しか出来ないため、朝食を摂ってから散歩をするというのがベストです。

トリプトファンを含む食品:主に豆、豆製品、乳製品等)

 

 

科学的な効果としては以上として、私が実際にやってみてどう感じたかといいますと、、

 

私の住む地域が豪雪地帯なもので、4月上旬位の雪が大分溶けた頃から散歩を取り入れました。

実際、毎日ではないものの天気の良い日差しを浴びれる日にすすんで散歩を実施しています。大体1日2~3Kmくらい、たまに大きな公園での散歩や、遠方までバスで行って歩いて帰るといった事も実施しており、その時は大体5Kmくらい歩いています。

まだ実施期間は1ヶ月程度ではありますが実際やってみて、気持ちも良く、気分転換も出来るので良いと感じています。

 

個人的には、運動としての効果よりは日差しを浴びれてポカポカすることに心地よさを感じています。

家にいたり、診察に出かけたりするときも基本的には屋内にいますので、一応窓際で日差しを浴びる事は可能ですが、やはり外の開放的な空間で日差しを浴びたほうがより気分は良くなります。

 

実際、散歩を推奨しても、家から出られないほど体が動かないから出来ませんという方もいるかもしれません。その際は先程述べました、屋内で朝日を浴びることからはじめてみてください。

そして、朝方少しでも体が動けるようになったら外に出るだけで良いです。

そして歩けるようになったら少しずつ距離を伸ばしていけばよいと思います。

大体20~30分くらい歩くのを推奨している人が多いですが、最初は5分とかでも全然気持ちも違ってきます。

 

無理知恵してまで散歩を推奨は出来ませんが、もし、体が動く状態で外に出る事も苦では無いという体調であれば、是非散歩も療養期間の習慣として取り入れてみていただきたいと思っています。

 

 

今回は以上です。

次回もよろしくお願いします。

根性論について

どうも、うつぶきです。

 

GWも終わり、令和一発目の内容は、根性論について考えてみたいと思います。

 

 

始めに私の結論から申しますと、

根性論はうつ病患者を増やした原因ではあるが、もし、撤廃されると更に経済格差が生まれ、それほどうつ病患者の減少は見込めない。

と考えます。

 

 

世の中、特にブラック企業と言われる会社はまだまだ沢山あります。今や公務員もブラックと言われるくらい仕事に対する負荷は日に日に大きくなっているものと感じています。

 

こういったブラック企業の上司や経営者が大抵言う事が、

 

「気合と根性が足りない」

 

これに尽きます。

 

気合と根性で仕事を乗り越える事が出来るのであれば、精神疾患の患者がこれだけ増える事も無いわけで、もはや今の世の中、気合と根性で苦難を乗り越えようという考えもタブー視され始めていると思います。

 

この根性論が通用しなくなった背景として、

 

ゆとり教育により、忍耐の許容量が減った

・不況と人材不足で、単純作業はコンピュータ任せになったことにより、単純に誰でも出来る仕事が減った。

・スキルを求める仕事よりもアイデアを出す仕事の需要が増えた

 

これだけ、平成の時代で大きく仕事に対する考え方や、若者のパフォーマンスに変化があったわけです。

それを昭和の「24時間働けますか」と言ったような働く事こそ正義みたいな暴論を振りかざして社員を説き伏せようとしても、うつ病を患う患者が増えるだけです。

 

 

話は変わりますが以前に経団連会長が「もう終身雇用は守れない」という発言で波紋を呼びました。

 

それだけ、今は会社の経営も圧迫している状況であるのも事実です。

 

特に中小企業の経営者は低賃金しか払えない状況で人材不足でも補充が出来ない、完全に負のスパイラルに陥っている会社も少なく無いでしょう。

こうなると、例えば、本来営業職で雇われてた社員が、総務や事務も兼任してより負荷が掛かるという話も珍しくなくなります。

こんな仕事の割り振りをして、社員が音を上げたら「根性で何とかしてくれ」と実際は経営者も音を上げている始末です。

 

それだけに、特にバブル期に現役だった会社の役員にとって「苦難は気合と根性で何とかするものだ」という考え方が今でも正義だと勘違いしている状況であると感じます。

 

ついには法律改正で残業時間の規制にメスが入りましたが、恐らく経営者にとっては心外だと思ったり、経営がより厳しくなったりとある意味では、ブラック会社が淘汰され始める事については、我々うつ病を患う人にとってプラスの要素だとは思います。

 

 

但し、仮に、この根性論を完全に廃止した場合、今後の社会はどうなっていくのでしょうか?

 

まず一つに、ブラック企業が相当数減るので、会社に従事する事については苦難する事は減ると思います。

但し、それだけ人材を確保する側もより慎重になり、より高いスキルを求められる傾向になると思います。

よって、2000年代の就職氷河期とはちょっと意味が違いますが、今度はスキル不足に対する正社員雇用の壁が更に厚くなってしまうのも事実です。

 

そのため、今度は自分の力でお金を稼ぐ事を求められ始めます。

 

要は、会社にしがみ付く事が出来ないので、自分で全てを管理しなければならなくなるわけです。

こうなると、根性を振りかざす人がいないため、自力自身で努力をしなければならなくなるということになります。

 

恐らく、うつ病になる人は、その方が自分のペースを守れるから良いという人も増えるでしょう。

 

但し、その反面、会社員では無いため福利厚生も無い状態であると言う事は、基本的に安心が保障されていないという事を受け入れる必要も出て来ます。

 

さらには、努力量や知識量で差が生まれ、更なる格差社会が生まれてしまう可能性は大いにあると考えます。

 

よって、上司からのパワハラモラハラ長時間労働によるストレスによるうつ病は減るかもしれませんが、経済格差や生活難を理由としたうつ病患者が増えることにより、それほどうつ病患者は減らないと考えます。

 

結局、根性論がなくなる社会になったとしても、自分自身で根性を出す時がやってくるのかなと思っています。

 

よく、フリーランスを「セルフブラック企業」と言う人がいます。

なぜなら、最初は稼げない状況から1円でもお金を生むために会社員時代の労働時間よりも実は長く働いていたりします。

ただ、逆に長く働く事について当の本人は苦労だとは思っていないわけです。

なぜなら、自分のやりたいことをやっているから長時間働いていても我慢にはなりません。

さらには、人の命令で動いているわけではないので、それほど大きなストレスは感じないわけです。

 

 

色々と脱線しましたが、結局のところ他者からの根性論がなくなったところで、会社員として働くにしてもフリーランスとして企業するにしても、定量の根性を今度は自ら持つことになる事になると考えます。

 

 

うつ病の療養には他者からの根性論は敵です。

 

ただ、自ら適度な根性を持つことで、生活を安定させる事が出来るのも事実です。

 

自分自身の中で微小の炎で良いので、完全に根性そのものからは逃げず、根性を根絶やしにしてしまうのだけは気を付けましょう。

 

 

今回は以上です。ちょっと、うつ病を患う方には厳しい発言もあったかもしれませんが、今後、自分らしい生活を送るための現実の問題として頭の片隅に置いといていただければ幸いです。

 

 

また次回もよろしくお願いします。

休日の心構え

どうも、うつぶきです。

 

本日からGWも始まり、しっかり10連休を取れる方もいれば逆に連休が理由で仕事がより忙しくなる方、連休も関係なく日頃と同じ感覚で療養している方もいらっしゃると思います。

 

そこで、GWのような大型連休に問わず休日に対する捉え方について考えてみたいと思います。

 

まず、しっかり10連休を満喫しようとしている程、仕事も順調な方は特に休暇については自然とストレス発散の出来る人だと思うので何も考える必要は無いと思います。

 

問題は、生活に対して普段から憂鬱な方、もしくはうつ病を抱えつつも我慢して仕事をしている方です。

 

私もそうでしたが、特に大型連休になると連休序盤は仕事を忘れる事が出来るのでむしろ無茶も出来てしまいます。(病気とは言わないまでも一種の躁状態に近いものがあるかもしれません)ところが、じょじょに仕事の日が迫ってくると途端に憂鬱が襲ってきます。

普段の土日でもよくある笑点ちびまる子ちゃんサザエさんシンドロームという造語は、これ等の番組が翌日仕事であるという事を知らせるアラーム的な番組として捉えられ、翌日の仕事に対する憂鬱が急に襲ってきて、結果的に休日で体やメンタルを休められていないという経験に基づいて作られたものです。

 

こうして体が休めない状況から脱却するためには、まずは、休日でもしっかり休息する時間を設ける事が大事です。

当然休日に人に会って遊んだり、飲みに出かけたりする事は何も悪いとは思っていません。しかし、遊ぶ事も仕事のストレスとは種類が違いますが、ストレスを受けています。

このストレスを解消するための休息をする事が大事です。

 

これは仕事の休息と同じで、遊びも終わったら休息するのです。要は自分の体に負担がかからない程度に遊び、その後に受けたストレスをしっかり後始末する事が大事だと思います。

そのためにも、仕事の日も休みの日も極力生活リズムを崩さない事が重要になってきます。

 

 

まずは、休日に対する休み方について話しましたが、もう一つ休日にまつわる問題があります。

 

休日に仕事をする人から見た格差に対する憂鬱です。

 

特にサービス業になると土日は基本的に出勤になります。下手すれば休日の方がかき入れ時で忙しくなるという方も少なくはないでしょう。

そうなると、楽しそうに休日を過ごす人たちを見るだけで憂鬱になる事もしばしばあります。

こればかりは、その仕事のあり方の現実になりますので、シフトでの休みで我慢するしか無い部分ではありますが、平日休みだと休日に出来ない事が出来たり、人ごみが少なく、快適に過ごしやすいなど、シフトで休めるからこそのメリットもありますので、些細な事かもしれませんが自分たちの休みの取り方に少し前向きに捉えてみるのも如何でしょうか。

 

 

最後に、休日も関係なく普段通り療養をしている方にとっての大型連休の過ごし方について考えてみます。

 

私も今は普段から療養している身なので、このパターンに当てはまる人間です。

 

私の場合は今でこそ、こういったツイッターやブログでの活動や、日々の生活改善を意識しているので、普段の土日であろうが、大型連休であろうがあまり生活に変化無く過ごしたいと思っています。

しかし、特に大型連休になると、家族や友人の帰省など、普段の休みとは違ったイベントが割り込んでくる可能性も高くなります。

この変化が普段の生活習慣を狂わせてしまい、憂鬱になったりパニックになるケースも少なく無いです。

また、これは我が家の場合ですが、奥さんも休みで家にいるので、普段の自分の生活に対して後ろめたさを感じてしまう場合もあります。

それによって申し訳なさで憂鬱な気分になってしまう事がしばしばあります。

 

これ等の憂鬱をひき起こす原因に対して、一番の解決策は家族や周囲に理解を得てもらうことです。

特に憂鬱で人に会う事も億劫である場合は正直に調子悪いと言って帰省や集まりを断る事も大事です。

断る事によって、もしかすると相手には白い目で見られる可能性はあります。しかし、自分の体の方が優先です。まずは自分に過負荷を与えないようにする事を意識してください。

 

 

以上、休日に対する心構えについて私の考え方を述べさせて頂きました。

休日入りたての時はどうしても気持ちが楽になり、過剰な行動をしがちです。

極力、休日だろうが普段の生活リズムを崩さずにマイペースに過ごす事を念頭において、休日なのに過剰なストレスを抱え込まないように過ごしましょう

 

 

次回も、よろしくお願いします。