うつ病と仕事の捉え方
どうも、うつぶきです。
今回は、仕事に対する捉え方や姿勢について私なりの考え方を綴りたいと思います。
まず、そもそも、なぜ仕事をするのでしょうか。
いくつか箇条書きをしてみると、
・義務だから
・生活の為
・仕事をする事が常識だから
・人の役に立ちたいから
・お金を稼ぎたいから
・業務が好きだから
等々、この質問だけにおいても人それぞれ理由は違うと思います。
逆に仕事が嫌になる理由はなんでしょうか。
・人間関係による不安や苛立ち
・過負荷に対するストレス
・業務の不適正による辛さ
・つまらないから
・楽したいから
・面倒だから
こちらもかなりの触れ幅はあるものの色々な理由があるのかなと思います。
これ等のやる理由と、嫌な理由が組み合わさった上で仕事に対する考え方が構築されていくのかなと考えます。
先程挙げた、やる理由と嫌な理由について箇条書きで書きましたが恐らく大まかにタイプを分けると上3つと下3つに分かれるのかなと思います
やる理由の上3つを Aタイプ:義務としてやっている
やる理由の下3つを Bタイプ:目標としてやっている
嫌な理由の上3つを Xタイプ:ストレス・過負荷を抱える
嫌な理由の下3つを Yタイプ:怠惰による
皆様はやる理由と嫌な理由がどの組み合わせのタイプに該当しますか?
ちょっと考えて見ましょうか。
少し考えて頂いたところで、おのおののタイプに対する特徴を挙げてみたいと思います。
①A・Xタイプ 義務としてやっていてストレスや過負荷を感じる
これが一番うつ病になりやすく辛い状況かもしれません。
やらなければならない、でも辛くて出社できない。典型的なうつ病を発症しやすい状況です。一応憲法では「勤労の義務」というものがあります。しかし、ただ辛いまま仕事は出来るというのであればまだしも、うつ病は体が動かなくなる体の病気でもあります。
この部分を理解出来る人と出来ない人に大きく分かれます。
特に理解し合えない相手として、全く同じA・Xタイプで出勤は出来ている人とか、この後出てくるA・Yタイプ、義務として捉えていて面倒と思うタイプについては、「みんな我慢しているんだよ」と同じ土俵に引きずり出してマウントしてくる人が多いのではないかと思います。
意外にもうつ病に対して一番マウントを仕掛けてくる相手は同じ境遇の人間である可能性が高いです。
②A・Yタイプ 義務としてやっていて仕事が面倒
このタイプは意外とうつ病になりにくいです。
逆にこれ等の気持ちが強すぎるとニートになってしまうのですが、これくらいの軽い気持ちで仕事が続けられる人は、案外自分のペースを守ったり、楽をするために一時的に効率的な仕組みを作ってから後は仕組みに任せて仕事をしているフリをする事も出来ます。
また、色々なストレスや過負荷に対しても、やらなきゃという姿勢はとらずに適当に流す事も出来るので案外仕事の人間関係や任務においてもさばさばと対応でき、自分の居場所を作るのも出来てしまったりします。
なので、うつ病に対しては怠惰と貶してしまったりする傾向が強くなります。
③B・Xタイプ 目標としてやっていてストレスや過負荷を感じる
このタイプはA・Xタイプまで行かなくとも、うつ病になりやすいタイプと言えます。
割と完璧主義な方はこのタイプになるのかなと思います。
業務に対しては楽しいけれど、これもあれも意識しなければならない、また、この仕事も周囲に任せられないから自分でやらなくては…、と自分を追い込んでしまうタイプになります。
やる気はあるけど、あるべき論で頭がガチガチに固まって行動が出来ないパターンですね。
恐らく私もこのタイプになると思います。
結局、どんなに好きなことでも、協力や息抜き、丸投げといった自分をケアする行動が出来ないと自己がつぶれてしまいます。
また、自分が混乱してしまうと、「なんて自分は何も出来ないんだ」と追い詰めてしまう傾向もあるため、まずは与えられる仕事を抱え込みすぎない事、また状況的にすぐにやる事が難しいと判断した時はしっかり断ったり、他の人にお願いしたりするようにして、どんどん自分の責務が増えてしまわないようにする事が大事です。
④B・Yタイプ 目標としてやっていて仕事が面倒
このタイプが一番うつ病になりにくく、しかも一番成功する可能性も高いタイプとも言えます。
まず一つ、目標としてやっているのに仕事が面倒という事は、徹底して効率的な方法を模索して、実行します。
そのため、成功すればその方法をブラッシュアップしながらどんどん楽して稼ぐ方法を構築していきますし、ダメだったとしても、元々面倒なのでとっととあきらめて次の方法を模索します。
また、仕事が面倒という事もあり、人に頼ることに対しての後ろめたさもありません。
なので、事業主や管理職で長年続けられている方にこの傾向があります。
堂々と人に頼ることも出来ますし、自分のできることと出来ない事をを整理して出来ない事についてはあきらめることも得意です。
そのため、非常に合理的な行動をとるのである意味行動力もあるようには見えますが、その行動により色々な人に負荷を与えたり、無理をさせたりすることにもお構いなしと考えてしまうため、冷徹に見えたり、パワハラやモラハラまがいな行動をしてしまう傾向もあり、度が過ぎるとサイコパス・ナルシスト・マキャベリスト等の非社会性人格障害の可能性も出て来ます。
いかがだったでしょうか、皆様はどのようなタイプでしたでしょうか?
どのタイプにおいても良し悪しはあります。
しかし、これ等のタイプについてうつ病に対して理解しあえるタイプや理解しあえないタイプに別れがちである事も事実です。
全ての人間が自分の辛い境遇に共感できるか否かは自分から理解してもらおうと意識するものではなく、相手の理解度ですべてが決まってしまいます。
まずは、仕事に対する考え方に付いては自らの体調と周囲の理解と相談しながら、仕事をセーブしたり、理解してもらえる環境に移動するなどの工夫も必要になってきます。
この工夫については会社がやってもらえるのであればラッキーなもので、大抵は意識してもらえないものです。
会社も人を守る余裕は無く、自分の身は自分で守るという実態の典型だと思います。
仕事が原因でうつ病になったとするのであれば、まずは療養し、考える余裕が出てきたら今の仕事の環境についてよく考えてみる事が大事だと思います。
自分の体が壊れてしまったら仕事すら出来ません。
まずは、仕事をする体作りと環境整備を意識して頂ければと思います。
今回は以上です。
次回もよろしくお願いします。