不安を忘れるために
どうも、うつぶきです。
今回は、不安を忘れる事がメンタルヘルスにいかに良いかお話したいと思います。
以前に、不安との付き合い方について記事を書いていますのでそちらも参考にしていただけたらと思います。
不安との付き合い方
https://www.utsubuki-mental.com/entry/2019/03/20/095818
うつ病を患う第一の原因は不安です。ただ、実は不安は生命を維持するためにはむしろ必要な事であり、全く不安が無い人間の方が死亡する確率が高くなります。
(双極性障害の方がうつ病(単極性障害)よりも自殺率が高い理由として、躁状態で恐怖を感じない時に自殺を図りやすいからだそうです。)
よって、不安は適度に持ちつつも、普段から不安を解消する事が出来れば自信にも繋がるため、むしろ健康には良いです。
しかし、不安がうつ病の原因になる理由として、解消できず抱え込んでしまい、普段から不安が頭から離れなくなってしまうので、やはり不安は厄介者なんです。
不安を生み出す理由は、人それぞれだと思います。
家庭環境・職場環境・交友関係、考え始めればキリが無いくらいパターンは多いです。
それだけに、どれか一つだけが原因と言う事が少なく、うつ病になる方は大抵複数の要因で不安を抱えていくと思います。
但し、不安自体は重度や数に多少の上下があるものの誰しもが抱く事です。その理由は先程述べました、不安が無いと生命が維持できないからです。
不安と適度に付き合っていくためには「今に集中する」と前回のブログで述べさせて頂きました。これが過剰な不安を忘れるコツとも言えます。
うつ病を患う方が持つ不安は基本的に頭から離れないものです。
なので、暇をしていると不安がどんどん脳裏をよぎります。不安で体が動かなくなり、体にも症状を及ぼすことにより、深刻化していきます。
複数の不安を忘れるためには、何かしら物事に集中すると不安を跳ね除ける事が出来ます。
たとえば、職場でたくさんの仕事を指揮する上司は、意外と忘れっぽくないですか?
その理由は、目の前の仕事に集中しているからだと思います。
だからといって跳ね除けた不安は解消できていないのですが、一度目の前にはない不安と距離を置いて、一つ解決した後に新たな不安を解消していくよう順序良く不安と付き合っているとも言えるわけです。
ここまで器用に不安と付き合う事が出来れば、恐らくはうつ病になっていないと思います。
このたまりに溜まった不安を解消していくためには、何か一つだけ難なく解消できる不安だけ向き合い、そのほかの不安を忘れる、厳密には不安と一旦距離を置く事が有効であると思います。
要は、小さな不安から立ち向かうよう行動するのみなのです。
行動する事によって、集中力が生まれます。集中をしていると、余計なことを考えなくなります。集中によって過剰な不安と距離を置く事が出来るようになるわけです。
不安の中には、実は本人の思い込みで大して考えるようなものでもない事もしばしばあります。そういった不安を日々行動する事によって完全に忘れたり、勝手に克服してしまう事もありうるわけです。
うつ病を患うとなかなか体が動かなくなるのは重々承知ですが、何もしなければ不安は解消できません。
うつ病克服の一歩と捉えて、自ら一つずつ不安を解消していくこと、これが結果的に抱えている不安を忘れ、気づいた時には大きかった不安が小さくなっていくのを肌で感じる事ができるでしょう。
この不安を解消するために最初は休養する事で英気を養うわけです。
やはり、不安と向き合うしかないのかと、落胆した方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
ただ、不安の解消の仕方は千差万別です。不安の原因を切り離す事も、不安となる問題を仲間に解決してもらう事も、立派な解消法になります。全てにおいて自分自身で解決する事でもありません。
少しずつ工夫をしながら、不安と付き合っていくことがむしろ不安を忘れる最良の方法だと私は考えます。
おわり