結果を意識しすぎる方へ
どうも、うつぶきです。
今回は、「結果」について考えてみたいと思います。
日本は資本主義社会です、そのため事実上弱肉強食の世の中であり、さらには成果主義を取り入れた人材評価が一時的にブームになったため、より競争と結果を意識する社会になってしまったと感じています。
こうなると、サラリーマンで食べていく場合、本来仲間であるはずの社員同士が競争相手になってしまうと共に、結果が過剰に意識されるようになり、一定期間の結果に一喜一憂する姿も非常に増えているというのが現実だと思います。
そして、当然その成績で社員の評価に優劣がついてしまう、要は勝ち負けが発生してしまうと言うのが現実です。
これは社員全員が右肩上がりであればそこまで勝負にこだわる事は無いのかなとは思いますが、当然ながら不調な時期もあるわけで、右肩上がりで好調な相手とは尻目に右肩下がりで不調が続いてしまうと、その悔しさをバネにしてモチベーションに繋げられるなら良いのですが、辛い気持ちになってしまう人もたくさんいらっしゃると思います。
特に、辛い気持ちに陥る理由としては、
・周囲より劣っている事による劣等感
・自分が会社に貢献できなかったと思う劣等感
・結果を残せていない自分に対する焦り
その他も、ありそうですが主にこの3点が理由として挙がるのかなと思います。
私も会社に貢献しなければという思いで、自分にムチを打つ時期もありましたが、その結果、調子よく仕事がこなせている瞬間は楽しいと思えましたが、主に不調なときの方が多かったため、サラリーマンとして働く事が辛くなっていく一方だったと思います。
サラリーマンとしての自分の調子を折れ線グラフで表すとすれば、基本は上下にスイングするものの、平均に均すと下へ沈んでいくような線を描いていたのかな思います。
----- ここからはちょっと趣味の話に入ります -----
私は、ある事を試すために、昨年仕事をクビになってから、週末に普段から遊ぶ友人と麻雀を定期的にやるようにしました。
麻雀自体は中学生の時に独学で学び、自分の性格と相性がよかったのか、それほど負ける事も少なく、仲間内であれば割と勝てていた遊びです。
しかし、その結果自体は特に何か勝敗の痕跡も今まで無かったので、敢えて成績表をつけて実際の実力はどれくらいのものなのか確認してみたかったと言うのが麻雀を習慣付ける最初の目的でした。
(もう一つ本心を言えば、ふとしたきっかけで全自動卓を安く譲り受ける事ができたので、せっかくだから購入費用分は最低限遊びきりたいという邪な理由もありましたw)
麻雀は勝てば点数を獲得し、負ければ点数を失う、言わばゼロサムゲームです。なので、最終的な点数でしっかりと勝敗がついてしまいます。
そして、12月から実施し、2月までの成績を折れ線グラフで表示してみたところ、こんな結果になったのです。
グラフは縦軸が成績、横軸が試合回数となります。
結果は見ての通り、回数を重ねるほど完全なる右肩下がりの状態となってしまいました。
知っている人であればわかると思いますが、麻雀はどうしても最善を尽くしても負けてしまったり、突然理不尽な損失を受ける事が頻繁にある遊びではあるものの、成績の上でトータル点数がー300点を超えてしまう事自体かなり気持ちも凹み挽回するのも辛いと思ってしまう数字です。
(有識者のために ルールは東風戦 20000点の25000点返し ウマ10・20でやっています。)
それでも、自分は心を折れずに今でも続けています。
理由は、今の麻雀で結果を意識しすぎない心を鍛えようと目的を切り替えたとともに、やっぱり麻雀自体が楽しいからまだ諦めずに続けたいと思ったからです。
すると、先日土曜日までの結果を含め、このように成績が推移したのです。
ちょっとやりすぎた感もありますが、大幅に成績が上ぶれました。
最初からここまで一発逆転のような展開は望んでいなかったものの、正直にうれしかったとともに、継続する事と諦めない事の大切さを学んだ瞬間でした。
----- 麻雀の話は以上です -----
ではなぜ、あれだけ調子が崩れたのに続けられたのか再度確認してみると、
・結果より過程を意識しようとした
・単純に好きだった
この二つになります。
麻雀にかぎらず、別の遊びでもましてや仕事でもあんな右肩下がりの成績になってしまったら辛い気持ちになってしまうと思います。
そして、結果だけに執着して、更なる負荷をかけてしまうと、より心体共に無理をする事になると共に、その上で結果がよい方向にならなかったときにさらにショックを受け、絶望の淵に立たされる可能性も出てきます。
私も、元々仕事では結果を意識しすぎる性格であるため、仕事の成果が上がらずその焦りでうつ病と不安障害を患い、休職と転職を繰り返していたのだと思います。
その性格の改善のために趣味の麻雀を利用しているというわけです。
先程の麻雀の結果はたまたまその後爆発的な勝利を得る事ができていますが、当然その逆に更なるどん底を経験する可能性もはらんでいるわけです。
もし、更なる右肩下がりが続いてしまったらどうしたか考えてみても、自分のやり方を今一度見直し、やり方を改善しながら続けていると思います。
その理由も簡単です。
・結果より過程を意識しようとした
・単純に好きだった
この二つに限ります。
仕事を続ける理由を、生活の為とかお金のためとしてしまうとどうしても結果を意識しがちになります。
結果だけをモチベーションにしてしまうと、どうしても不振が続いてしまった時にメンタルがやられてしまい、克服が難しくなる現実があります。
しかし仕事自体に、何か自分の目的や、楽しさを持って取り組む人には、ちょっとやそっとの成績不振に動揺する事もありませんし、成績不振な状況から学びを得て、更なる成長やモチベーションに繋げていく事が上手くなります。
最後に、何事も結果だけに執着はしない方が精神的に負担を抱える事が少ないです。結果よりも過程を意識して、自分の成長に意識できるよう取り組んでみては如何でしょうか?
今回は以上です。
またよろしくお願いします。