うつぶき ~うつを克服し、その経験を力に変える~

うつ病・不安障害で療養中の私が、発症して感じたうつ病に対する考えや、うつ病を乗り越えるために自分が今実践している事、たまにはただのプライベート日記など、同じ病気と戦う方々と共に乗り越えていくための記事を綴っていきます。

毒親について

どうも、うつぶきです。

 

今回は毒親について考えてみたいと思います。

 

 

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精神疾患を患うきっかけとして、毒親の存在については今だに大きな問題だといえるでしょう。

 

毒親の存在について一つ大きく他の事とは違った特殊な問題もはらんでいます。

 

 

それが血縁関係であるということです。

 

 

毒親は言うての通り「親」です。

 

自分を生んだ人間です。

 

そのため、学校の「先生と生徒」や職場の「上司と部下」とは違う特殊な間柄となってしまいます。

そのためなのか、例えば、毒親についての悩みを行政に相談に行っても「親が何とかしてください」と問題の程度を軽く捉えられてしまうこともしばしばあります。

虐待問題においても毒親が躾だと言い張れば、行政も介入するのを諦める事も多く、それが虐待による殺人事件に発展しているのが現実なのかなと思います。

 

余談になりますが、私の友人に、市の職員で生活支援課で働く方がいます。

本人も仰ってましたが、その人はどちらかというとあまり他人に興味が無く、わらをもつかむ思いで助けて欲しいと相談に来る相手に対しても冷たい対応をしているようで、一緒に遊ぶ時も相談の内容に対する愚痴を笑い話として話してストレスを解消している傾向もあり、遊ぶ上では良い仲間ですが、仕事面では正直リスペクトができず一緒に働きたくない方です。

 

それくらい、家族問題においては行政を含めて他者は軽視しがちで介入しづらいという現実があります。

 

その上で、毒親に悩む子は、小さい頃から虐待や支配、ネグレクト(放置)等の辛い罰を受けて親からの愛情や自己承認を与えられぬまま大人になり、社会の壁を乗り越えられぬまま、大人としての自立に困難を迎えてしまうわけです。

 

この現実について、子の目線と親の目線について私の見解を述べて今回は以上とさせていただきます。

 

 

~ 子の目線 ~

 

毒親に対し、基本的に皆が毒親から離れたいという意識は強いです。

かくいう私も、高校生当時、親から離れたくて必死に大学合格を目指し、一人暮らしを勝ち取った時は本当に喜んだものです。

 

とはいうものの、やはり親の目線は切り離す事が出来ません。

 

毒親は基本的に粘着質で実は色々な理由で不安症です。

 

また、基本的に自立しても親子の関係が終わるという事はありません。そのため、いつまでも毒親の支配は続きます。

 

こうなると、まずは親の言いがかりについては受け流す事が一番妥当です。

 

結構、毒親のせいで何も出来ないというツイートを見かけますが、毒親が自分の足かせになっていると感じるのであれば、距離を置くしか方法は無いと思ってもいいです。

 

ある意味で親からの自立です。

 

血縁関係といえど、結局は他人であり、同じ考えを分かち合えるとも限らないのが現実です。

 

まずは、親も他人という意識付けをして自分のやりたい行動を優先する事に目を向ける事が大事です。

 

そうすることで自分軸を立て直すことにも繋がります。

 

 

 

~ 親の目線 ~

 

まず一つお聞きしたいのですが、なぜ我が子に対して虐待をするのですか?

私が想定する理由をいくつか挙げさせて頂きます。

 

・仕事のストレスの捌け口として

・職場で上司に支配されているので支配欲求が芽生えるから

・計画無く生まれてきたことに対して育てたいという意欲の無さから

・子育てがわからないことによる不安やパニックから

・子育てによる生計維持に対する不安から

 

例外はあると思いますが、大体これくらいの理由で収束するのかなと思います。

 

結局親も不安なんです。

 

もしかしたら、親の親(祖父母)も毒親で同じような育てられ方をして、愛情を育む事が出来なかったのかもしれません。

 

どうしても虐待がやめられない親に一つ言いたい事があります。

 

あなた本人も実は辛いのではないですか?

 

それであれば、その自分の辛さを子供にぶつけずに医者や気の許せる人に相談してもいいじゃないですか。

 

もし、それが甘えだというのであれば、自分の辛い状況を真摯に受け止めず、子供や配偶者に辛く当たるあなたの方が甘えです。

 

そして、自分の心や体を守れないのであれば、家族も含め他人を守ることなど到底出来ません。

 

まずは自分の心体を治す所から考え直してみましょうよ。

 

そして、再度家族というものに対して改めて考え直して見ましょうよ。

 

その結果が再度家族を温かく迎え入れるという決断にもなれば、家族を切り離すという決断に至るかもしれない。

 

どちらにしろ冷静に考えた上の選択で皆が前向きに行動が出来る選択であればどう転ぼうが悪い選択ではありません。

 

まずは自分の気持ちに対して正直になり、辛い気持ちから解放する努力からはじめてみませんか。

 

 

 

以上、子と親、双方の視点から私の見解を綴らせて頂きました。

 

まだまだ、毒親に対する事件は今後も増える傾向にあると思います。

その理由として生活面で安定していないからという現実もあります。

 

それでもせっかく授かった命です。

 

粗末にする事によるリスクは多大にありますが、大事にする事にリスクはありません。

 

子供の命をリスク勘定するのもどうかとは思いますが、大事にして損は無いということですよ。

 

 

逆に毒親に悩む方、どうしても毒親の虐待や監視に悩むのであれば、勇気を持って逃げ出すことも選択の一つです。

 

少々厳しい発言ですが、何事も親がダメだというから何も出来ないでは全く前進できません。

 

そして、親のせいで何も出来ないから手詰まりという事も決して無いはずです。

 

子離れできない親という問題も一時流行りましたし、今でも問題視されている事では有るものの、どうしても無理であれば一度振り切る覚悟を持つことも自分を守るための手段として頭の片隅に置いといていただければと思います。

 

 

 

今回は以上です。

 

次回もよろしくお願いします。